6/22 ニュースなスペイン語 Indulto(2):恩赦(2)
5月31日の続報。
2017年10月の一連のカタルーニャ独立運動(procés)を企て、現在、収監されている9名の政治家(presos políticos)に対して、22日、恩赦(indulto)が承認された。これは、法務省(Ministerio de Justicia)が閣僚会議(Consejo de Ministros)に行った提案に基づく。
しかし、無条件ではない。
恩赦が承認されてから、3~6年の間、いかなる犯罪を起こさないこと(no cometer ningún delito)という条件が付いた。つまり、この間、何らかの不法行為が確認されれば、恩赦が無効(anularse)となる。
国民党(PP)、市民党(Ciuadadanos)、ボックス党(Vox)は、こうした政府の特例措置(mediada de gracia)を不服として、訴訟を起こす予定(recurrir)。
ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相は、独立派たちに対する「復讐(venganza)」は何も生まないとの考え。
恩赦は、承認前から賛否が割れていたが、承認後は与野党の対立をさらに深めることになりそうだ。
写真は独立派の主要メンバー。ジョアキン・フォルム(左前)、ラウル・ロメバ(前中)、オリオル・ジュンケラス(右前)ら。