8/4 ニュースなスペイン語 Presión hospitalaria:医療逼迫
スペインでは国民の53%がワクチン接種を終えた(pauta completa)が、感染が止まらず、医療の逼迫が続き、そして、重症者の数も収まらない。
スペインでは来週がカギとなると見込まれている(se prevé clave)。
例えば、カタルーニャ州では1日の感染者数は5908人、集中治療室(UCI)への入院者数は22人、重症者数(pacientes críticos)480人となった。
また、マドリード州では1日の感染者数は4779人、集中治療室(UCI)への入院者数は148人、中等症も含めた患者数重症者数は971人となった。
ちなみに、この2つの自治州だけで、日本の1日の感染者数にほぼ匹敵する。
こうした感染増加の温床(foco de contagio)として指摘されているのが、いわゆる「路上呑み」だ。スペイン語では「ボテジョン(botellón)」と呼ばれ、1980年代くらいから、特に若者に根付いている。
ボテジョンはスペインの気候(clima)、仲間を誘い出すという気質(forma de ser que invita a socializar en la calle)、そして若者の購買力の低さ(el bajo poder adquisitivo de los jóvenes)(≒カネ無し)に後押しされた文化だ。
加えて、スペインの若者たちの社交性の高さ(mayor socialibilidad)も、感染には、裏目に出てるようだ。専門家によると、北欧(norte de Europa)と比べると、スペイン人の若者(juventud española)は開放的(abierta)だそうだ(まぁ、専門家に言われなくても、何となく想像はできるが…)。
ワクチン接種は万全ではない。スペインの状況を見ていると、重症化を防ぐというのも、何か、怪しい。やはり、不要不急の外出は控え、手洗いを徹底し、マスクを着用するー。ずっと言われてきた感染対策だが、もう一度、基本に立ち返るしかない。