見出し画像

10/11 ニュースなスペイン語 Rafael Nadal:ラファル・ナダル

スペインの男子テニス界をけん引してきたラファル・ナダルが10日に公開した動画の中で引退(retirada)を発表した。

スペイン国営放送(RTVE)はさっそく、色々な角度からナダルのキャリアを振り返っているが、ここでは2つの記事を紹介しよう。

ひとつは「ナダルが現役時代に悩まされた主な怪我(las principales lesiones que han marcado su carrera)」という着眼点。

この記事では、レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の人体図よろしく、ナダルが現役時代に負ったとされる怪我が、その種別(tipo de lesiones)、時期、完治までにかかった期間と共に示された図が目を引く。

上の人体図では赤色が筋肉(muscular)、黄土色が筋(tendinosa)、そして水色が関節(articular)にまつわる怪我を表わしていて、まさに、満身創痍。

20年以上にわたる選手生活の内、負った怪我の総数(número de lesiones)は29ヶ所、怪我を負っていた時期の総期間(tiempo lesionado)は2051日間、ほぼ5年間に及ぶ。

怪我に悩まされたナダルだったが、しかし、全豪オープン、全仏オープン、ウインブルドン、全米オープン全ての大会で優勝というグランドスラム(Grand Slams)を22回も獲得した。

他にも92の様々なタイトル(título)、そして、世界ランキングトップの座を合計209週にわたって守り続けた。

もうひとつはレジェンドの残した数々の名場面から現役時代を振り返るという記事。

その中で使用されているのが「Nadalada」という語。

この語は「Nadal」に「-ada」は「大量(gran cantidad)」、「~で満ち満ちた(lleno de ~)」、「衝撃(golpe)」、「やり過ぎ(exceso)」を表わす接尾辞がついた構造なので、むむむ、1語で何と訳せば良いのか分からないが、「ナダルらしさ満載の名勝負」といったところか。

小生はテニスにはまったく明るくないので、10個ほどの厳選された名場面(las 10 mayores 'nadaladas')が写真と共に紹介されているが、残念ながら、どれも分からない(ので、このままでは、宝の持ち腐れになってしまうので、関心のある人はどうぞ、下の記事からご覧ください)。

写真は5時間に渡る死闘を制した18歳のナダル(於:マスターズ1000ローマ大会)

来月19日から開幕するデビスカップ(Copa Davis)が最後の試合になる(será su última competición)。

出典
怪我とナダル
https://www.rtve.es/deportes/20241010/rafa-nadal-lesiones-retirada/16020384.shtml

ナダルが繰り広げた名勝負の数々
https://www.rtve.es/deportes/20241010/leyenda-con-su-propia-palabra-10-mayores-nadaladas/16282447.shtml