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6/24 ニュースなスペイン語 Lince ibérico:スペインオオヤマネコ

小生は「イベリアオオヤマネコ」と覚えていたが、ウィキでは、「イベリア〜」の方は別名、正式名称をタイトルのように、「スペインオオヤマネコ」としている。

今回の記事は、スペインオオヤマネコが絶滅危惧種ではなくなり(ha dejado de ser una especie en peligro de extinción)、差し迫った危機は脱したものの、依然として、危急種ではある(pasa a catalogarse como una especie vulnerable)ことを伝えている。

自然保護連合(La Unión Internacional para la Conservación de la Naturaleza;UICN;IUCN)はこうした現状をふまえ、27日にレッドリスト(Lista Roja)を更新する(actualizará)。

自然保護連合によると、オオヤマネコは1990年に絶滅危惧種に認定されたものの、15年から増加(incrementar)に転じた。

2022年からは、主な生息地の内のひとつであるアンダルシア州が保護プロジェクトに乗り出し、1800万ユーロ(約30億円)を投じた。

その甲斐あって、かってイベリア半島全域で100頭を切っていたヤマネコは、現在では2000頭までに復活したという。

プロジェクトの担当者によると、現在、推定で750頭いると思われる繁殖可能なメス(hambra reproductora)を基に、3000頭まで増加させる必要があるという。

そのためには、オオヤマネコの主な獲物(principal presa)であるウサギ(conejo)を育成する(cuidar)ことが不可欠(imprescindible)というらしいが……。

ウサギの増加は、2023年3月6日の小欄でも取り上げたが、一部地域で、農作物の被害の主な原因となっている。

オオヤマネコを増やすためにウサギを増やし、農作物の被害を増やすのもなぁ。

それに、繁殖が成功し続けて、ヤマネコが増えすぎきたらどうするのかしらん。

今度は頭数調整の名目に駆除する?

むむむ、どちらかを立てると、もう一方が立たぬ。

写真はスペインオオヤマネコ。

ところで、特徴的な耳の先は、多くの記述で「絵筆のような形(con orejas de pincel)」とか「毛の束(mechón)」、オスの特徴でもある、ヒゲの下に生えている毛の束は、「もみあげ(patillas)」と表現されている。

この単語の選択は、小生には出てこない発想だなぁ、覚えておこう。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240620/lince-iberico-deja-estar-peligro-extincion-pasa-a-catalogarse-como-especie-vulnerable/16155349.shtmlde