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9/24 ニュースなスペイン語 Huelga de hambre:ハンガーストライキ

アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス国際空港(Adolfo Suárez Madrid-Barajas)で昨日(現地時間)から、サハラ・アラブ民主共和国の男性(saharahuis)ら約30名がハンガーストライキを行っている。

男性らはスペイン内務省(Interior)が政治亡命(asilo político)を認めなかったことに対する抗議の意を示す構え。

彼らの内の数名は刑務所にいて、拷問をうけてきました。私たちは今、国際的な援助を申請するに足る事案に直面しています。彼らは自国に戻れば、危険にさらされます(Algunos han estado en prisión y han sido torturados. Estamos ante hechos probados para solicitar protección internacional, porque corren peligro si vuelven a su país)――。

ハンガーストライキを決行中の集団の弁護士はこう話す。

あくまでも、弁護士は彼らが西サハラで迫害された活動家(activistas saharauis perseguidos)であるという主張を繰り返すが、内務省はなかなか首を立てには振らず、議論は平行線。

不満は政府だけでなく、空港内の不衛生(insalubridad)にも向けられて、月日の小欄でも紹介したように、ヨーロッパで大発生中のトコジラミが確認された(se han registrado casos de chinches)とも主張している(まぁ、こちらとあちらとは分けておいた方が良いか……)。

弁護士は

状況は危機的です。男性らは極めて厳しい状況にいます。数名は病気を発症しています(La situación es crítica. Se encuentran en una situación de extrema gravedad. Algunos de ellos tienen enfermedades)

とも訴えている。

男性らの不満は、何より、スペイン内務省の対応が「判で押したよう(calcos)」に通り一遍で、申請者ひとりひとりの個別の事情(condiciones particulares de cada uno de los solicitantes)を全く考慮していない点にあるらしい。

何としても入国したい男性たちとこれを意地でも食い止めたいスペイン政府の攻防はいつまで続くか。

写真は政治亡命を求める西サハラの人たち(今回の記事とは関係はありません)。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20240922/casi-treintena-saharauis-inician-huelga-hambre-barajas-tras-denegarles-interior-asilo/16258152.shtml