12/30 ニュースなスペイン語 Código de vestimenta:ドレスコード
ノールウェー出身のチェスプレーヤー(ajdrecista)マグヌス・カールセン(Magnus Carlsen(写真))が先週の金曜日、早指しチェス国際大会(Mundial de Ajedrez Rápido)で失格となった。
もう我慢できない。彼らは自分たちのルールを守らせようとするのは、まぁ、それはいいだろう。だが、僕はもう(大会からは)離脱する。××野郎め(Mi paciencia se ha agotado. Pueden hacer cumplir sus reglas, está bien, pero yo me voy. Que os jxxan)――。
元世界王者のカールセンの怒りはマックスだが、なぜ、失格となったのか(いつものとおりだが、こういう捨てゼリフは自主規制)。
実はカールセンは国際チェス連盟(Federación Internacional de Ajedrez)が「全ての参加者たちがその専門性と公平性を保証できる(para asegurar el profesionalismo y la equidad para todos los participantes)」ように定めているドレスコードに違反し(violar;infringir)、試合にジーパン(pantalones vanqueros)を着用して参加したらしい。
僕は明日、ジーパンを替えると言ったんだ。だって、そんなことは気付きもしなかったからね。でも、運営側はすぐ、第3試合の前までに、着替えて来いと言ってきたんだ。これで、もう僕にとっては信念の問題になってしまった(Les dije que me cambiaría los pantalones mañana, porque ni siquiera me había dado cuenta, pero me dijeron que tendría que ser ahora [antes de tercera ronda] y se convirtió en una cuestión de principios para mí)――。
カールセンはこのように話した。
まぁ、世界王者まで張った人物だからドレスコードを知らなかったこともないだろうし、自分がジーパンを履いてることに「気付きもしなかった」というのも、にわかに、信じられないから、「信念」に基づいて、ジーパンを履いてきたんだろう。
嫌気のさしたカールセンは「多分、雰囲気がここより良い所、例えば、ニューヨークかどこかに行かなくてはいけない(Probablemente, tenga que ir a algún sitio donde el tiempo sea más agradable que aquí, en Nueva York)」と述べている。
日ごろ、ドレスコードとは無縁の生活を送っている小生は、服装に何のこだわりもないので、ジーパンに信念かけて世界大会を棒に振るカールセンも、ジーパンを目のかたきにする連盟も、双方とも、エネルギーのかけどころが、何か勿体ない。
写真はジーンズ姿で会場に駆けつけるカールセン。
出典
https://www.20minutos.es/deportes/noticia/5667989/0/polemica-mundial-ajedrez-magnus-carlsen-castigado-llevar-vaqueros-abandona-competicion/