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9/17 ニュースなスペイン語 Tortilla:トルティージャ
トルティージャは玉ねぎの入った(con cebolla)、火が通り過ぎていない(poco hecha)のがスペイン人のお好み――。
この度、社会動向調査センター(CIS)のアンケート調査で明らかになった。
アンケートには4538人が回答しているが、その内の70.4%が玉ねぎ派だった。これに対して、玉ねぎ無し派が20.9%、特にこだわりがない(consume indistintamente)と回答したのが8%だった。
焼き方については、53.9%がトルティージャはあまり火が通り過ぎてはいけない(la tortilla debe estar poco hecha)と考えていて、一方、26.9%がしっかり火を通す(bien hecha)と回答。16.4%が自分のこだわりの火の通し方(en su punto)があるらしい。2.2%が火の通し加減は重要でない(este factor no importa)と考えているようだ。
ここまでも随分面白い結果だが、データからは、さらに、次のような相関関係も導けるという。
カタルーニャ独立支持派は玉ねぎ入りトルティージャがお好き(independentismo catalán es muy partidario de la tortilla con cebolla)――。
これは、玉ねぎ派の内、カタルーニャ州の政党ジュンツ(Junts)に支持者が88.5%、共和主義左翼(ERC)の支持者が82.6%いるというデータから得られた傾向。
ガリシア民族主義(nacionalismo gallego)は玉ねぎ無し派――。
この傾向は玉ねぎを入れない人たちの中で57.4%が、同州の政党、ガリシア民族主義ブロック(BNG)の支持者というデータに基づいている。
他にも、
スペインの食を最も代表する料理は(el plato más representativo de la gastronomía de nuestro país)?
とか
オリーブオイル(aceite de oliva)は煮込み(guiso)と揚げ物(frito)のどちらに使う?
また、
あなたの自治州で1番有名な料理は?
のような項目もあり、なかなか、面白い傾向が出ている。
また、稿を改めて紹介するかもしれないし、気が変わって取り上げないかもしれない。
待ちきれない方は以下の出典でご確認あれ。
写真はトルティージャ。
ひと昔前のスペインで食べたトルティージャは、なんか、パサパサしてるなぁという印象だった(まぁ、たまたま、小生の食べたトルティージャが軒並み、しっかり火を通す派の店主が作ったのかもしれないけど……)。
今の傾向はシットリ派の小生には朗報。
出典
https://www.rtve.es/noticias/20230915/tortilla-cebolla-poco-hecha-preferida-espanoles/2456064.shtml