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4/9 ニュースなスペイン語 Cría de elefante:子象

人間の赤ちゃんは「bebé」、動物の赤ちゃんは、硬い文脈では、タイトルに挙げたように、「cría」という。口語では「bebé elefante」もある。

また、象も、通常は、口語・文語を問わず、「elefante」を使うが、今回、参照した記事には「paquidermo」という、小生も初めて見る単語が用いられていた。これは、象やカバ、サイなどの「厚皮類(こうひるい)」という意味。

スペインは、小生は知らなかったが、アフリカ象(elefante africano)の飼育(cautividad)と繁殖(reproducción)に関して、世界トップクラスの実績があるようで、アフリカ以外で、最も大きい象の群を有す国(la familia más numerosa de ejemplares de esta especie fuera de África)だそうだ。

今回、象の赤ちゃんが生まれたのは、カンタブリア州のカルバルセノ自然公園(Parque de la Naturaleza de Cabárceno)。

カルバルセノ自然公園は、絶滅の深刻な危機(grave peligro de extinción)に瀕しているアフリカ象の飼育と繁殖では、  パイオニア的(pionero)な存在。

25ヘクタール(東京ドームの約5倍)の敷地(recinto)に今回生まれた子象も含め、22頭の群れが暮らす。

子象は体重90キロのメス(hembra de 90 kilos)。名前はまだない。

カルバルセノ自然公園では、今年に入って2頭目(segundo)、1990年以降、24頭目(vigesimocuarto)の出産という。

母象(la elefante)のイルダ(Hilda)は現在22歳。イルダ自身も、2001年に同公園で生まれた、いわゆる、第2世代(segunda generación)の象で、今回の出産で5頭の母親となり、ヨーロッパでは最も子が多いメス象(una de las hembras más prolíficas)の仲間入りを果たした。

今回の記事を読んでいて、先日亡くなった畑正憲の代名詞のひとつが象だったことをしみじみと思い出した。

そして、畑がこの世を去ったのと、小象がこの世に生を受けたのは、偶然にも4日(水)だった。

何かの縁かもしれない。

写真はイルダと今回生まれた子象。

実は、まだ父親(paternidad)が分からず、園内にいる3頭の内、誰かは検査を待つ必要がある(habrá que esperar a los test para confirmar cuál de los tres machos es el progenitor)。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230406/cabarceno-nace-elefante-africano/2436609.shtml