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スタートアップ政党を始めてみようと思った一医者の話〜特別給付金の話を聞いた後、私はどう考えるようになったのか?〜

一介の呼吸器内科医に過ぎない私が、なぜ新しい政党(正確に言うと政治団体)を始めようと思ったのか?その経緯をお話していこうと思います。

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特別給付金や、コロナ後の巨額の補正予算の話を聞き、否が応でも国の財政について懸念深めていた私にとって、その後投票の機会があった衆議院選挙、参議院選挙は貴重な機会でした。

そこで少しでも、自分の懸念、そして将来の医療や介護を支えてくれる財源の裏付けを主張する、確かな政党に投票できればと考えていたからです。

しかし、そんな私の期待は裏切られました。

以下にお示しするのが、前回の衆議院選挙、参議院選挙の各党の財政・金融面での公約です。

2021年衆議院選挙での各党の経済政策に対する公約
2022年参議院選挙での各党の経済政策に対する公約

ご覧のように、各党給付金や、消費減税と言った政策ばかりです。

いや、違う!私が求めているのはお金配りではない。将来に渡って、みんなが少しでも不安がなく生活できるような、制度作りをしてくれる政党だ!

もちろん、コロナ禍で本当に生活が困窮している人には何らかの支援が必要でしょう。
しかし、コロナ禍でリモートワークも進み、社会経済活動は、観光や飲食サービスと言った業界を除き順調に行われていました。

的を絞った支援ではなく、国民一律にお金を配ってその先どうするんだ!そのお金は、将来私たちや今の子どもたちが負担しなければならない赤字国債だぞ。

もちろん、世論には様々な意見があります。とくに当時、インフレが起きなければ、政府はどんなに赤字国債を発行しても問題ないと主張するMMTが幅をきかせるようになってきました。

そして、各党はそんな声を後ろ盾に、財源の裏付けがないまま大規模な財政出動を主張するようになったのです。

私は、この2回の選挙を通して思いました。

日本は誰がどう指摘しようと、世界に確固たる民主主義国家なのは間違いない。

しかし、いくら民主主義とは言え、代議員選挙制度である以上、自分の思いとあまりにもかけ離れた政党しかないのであれば、それは自分と同じような意見を持つ人が、その気持ちを表明する機会を奪われているのと同じではないか。と。

私のように、将来の医療・介護の持続性に懸念を持つ国民がこの日本にいる以上、その意見を表明する機会を作るのは、若い自分に託された使命なのではないか。いくら日本の問題点を認識していようと、黙っていたらそれは問題を知らないことと同じなのではないか。と。

その後私は、新聞や日本の財政、医療制度、賃金体系に関する本をたくさん読みました。そして、自分なりに日本の現在の問題点を捉え、それに対する現実的な解決策を考えるようになりました。

そして長いこと思考に思考を重ね、生み出した答えが「一新循環」です。

そして、その「一新循環」を実現するための政治団体、「時代革新」を今年6月に設立しました。

これから、一新循環とはどういう政策か?その政策はなぜ現実的と言えるのか?またなぜ党名を時代革新としたのか?などについて何回かに分けてご説明していきたいと思います。

もちろん、この考えに批判的、否定的な意見はたくさんあるでしょう。一億三千万人が暮らす日本で、みんながみんな納得できる解答などないに決まっているからです。

しかし私は、数ある意見の一つとして、自分が正しいと思う選択肢を提示したい。
そしてそれこそが、多様な意見の中から、自分がいいなと思う主張に賛同することで、結果として政治に対し参加することができる健全な民主主義の形なのではないかと思っています。

ぜひ、これからの解説をご覧いただき、賛同していただけた方の参加をお待ちしてます。
あなたの勇気ある一歩が、結果として日本の民主主義の深化に繋がり、豊かな社会を気づいていく一歩となるはずだと信じています。


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