「嫌いな人」がいなくなる方法
先日、完全にキレた顔(#^ω^)←こういう顔
で取引先の玄関をくぐるという
感情の起伏が激しい私でも初めてのことをしてしまった。
家では鬼ババアの私だって、仕事においての忍耐力はそれなりになる方なんだ、が。
人づてに新しいお仕事を紹介いただいて
まだ会ったことのない方とLINEのやり取りをしていた。
全然、返信が来ない。
打ち合わせ日程ひとつ返ってくるのに2週間かかった。
しかも日時一択で決め打ちで連絡が来た。
2週間も経てば、出した日程候補なんてどんどん埋まってるよ。
たまたま空いててよかったな!!!
打ち合わせ日程が送られてきた後、説明なしに
ある会社のホームページと位置情報が送られてきた。
「この場所に⚪︎日⚪︎時でいいですか?」
と聞いても、当日まで返信なし。
仕方なく「ここに行きますね」と連絡して向かった。
既読すら、つかなかったけど。
当日
お察しかもしれないが
送られてきた場所は打ち合わせ場所ではなかったらしい。
会社のインターホンを鳴らすと
「どちら様ですか…?今日打ち合わせの予定はありませんが…」
と、めちゃくちゃ怪しまれた。
事情を説明して、やっとドアを開けてもらうと
私が連絡をとっていた人は、その会社の社員ではなかった。
ただ、出てくれた人が事情を理解して
私と連絡をとっていた人の会社に電話をしてくれて
「打ち合わせの場所違うそうです。××株式会社でお願いします」
と。
えーーーウチの近所やないかい!!!!
朝イチの対面打ち合わせって、大変なんですよ。
子どもを早めに保育園に預けて、準備して車で向かってるの。
ウチの方まで戻るんかい…
と、もう、信じられない気持ちで
絶対仕事断ろうという気持ちで
実際の打ち合わせ場所に向かった。
で、あの顔(#^ω^)である。
LINEしてきたスタッフはおらず、社長が出てきた。
「いや〜ごめんね!ところでさ…」と、すぐに打ち合わせが開始されそうになったので
「ちょっと待ってください。
私なにも情報いただいてないんです。
担当者さんがどこの会社の方なのか、なんのお仕事なのかも
聞いていなくて。というか聞いても何も返ってこなくて。
待ち合わせ場所も、なんか、違うし…
ちょっとよくわからなくて…」
(訳:私怒ってます)
と、さすがに真顔半ギレの状態で伝えたら
社長が慌てて色々事情を聞いて
「そこまで大変なことになっていたのか!?」
と理解してくれた。
そして、ウチのスタッフが本当に申し訳なかった!!!
と謝ってくれた。
話を聞いていくと、お仕事の内容はとても応援したいもので
ギャラや納期もしっかり考慮してくれていて(大事)
社長はちゃんとした人、というかちゃんと連絡が来る人だと
わかったので、仕事を受けることにした。
そして
「最初来た時、ちょっとだいぶ動揺してしまって、、怒って入ってきてすみませんでした」
と、私も謝った。
ここまで読んでくれた人がどう感じるか…
いや、この仕事やめといた方が良くね?なのか
怒ったこと謝らなくてよくね?なのか
逆に、いかなる時でも感情を見せるのはいかがなものか?なのか
わからないけれど
私としては
「後腐れなく、スッキリ爽やか!!!」
だったのだ。
最初から対等に、思ったことを飲み込むことなく
相手と対峙できた。
初めての感覚だった。
社長のことも、スタッフさんのことも
全然、嫌いにならなかった。
スタッフさんからは、その後平謝りの電話が来た。
全然大丈夫ですよ!とは言えなかったけど笑
きっと、なんか、色々、、事情があるんだと思う。
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私には、嫌いになってしまった人
もう2度と会いたくない人がたくさんいる。
数々の怨念noteがそれを物語っている。
でも、嫌いになってしまった理由は
嫌いになるまで我慢して
言いたいことを言わなかったから
だ。
そういうことされるのは嫌です
困ります
それはできません
言えなくて
もしくは、意を決して言っても伝わらなくて
離れる。関係性が壊れる。
そして、2度と会いたくなくなる。
そんなことがたくさんあった。
解決策はただ一つ
最初からちゃんと言いたいことを言う
だったんだ。
感情をぶつけるとか、わがままを言うとか
ではなくてね。
ただ、言うべきことを言う。
できないことはできないと言う。
嫌なことは嫌だと言う。
普通に言うべきことを言って
関係性が続かないならそれまでだ。
そして、、言っても通じない空気を察知したら
モヤモヤしている段階では関係性を深めない。
「言わないで様子を見る」
「ぶつかりたくないから流しておく」
は、よっぽどナメられないマッチョマンでない限り
悪い方に進むだけ。
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亡くなった母は、言いたいことをハッキリ言う人だったし
私以上に感情が爆発するタイプだったけど
「言いたいことを言ったから、もう終わり!」
「何も引きずってないよ!嫌いにもなってない!」
って、スパッと気持ちを切り替えられる人だった。
あのDNAが、私の中にもあるのかなぁ
最近の私はそんな感じだ。
強くなった。
それは、自分と同じチームで仕事してくれている人が増えたからでもある。
私一人でやっているなら、不利な条件や
理不尽も、一人で飲み込めばいいけれど
(それも、よくないんだけどさ、、やっちゃってた)
一緒にやってくれている人に一緒に飲ませるわけにはいかない。
私が言うべきことを言ったところで
内心「話のわからないやつだな」「めんどくさいな」
と思われていても、全然いい。
ただ、ちゃんと伝えた後は
相手のことをグチグチ言わないことは決めている。
語気が強くなってしまった時は、謝る。
聞いてくれてありがとうと伝える。
そして、自分も間違えることが多々あることを自覚する。
36年生きてきてやっと実践できているけど
相手にとって都合のいい人になって、いいことはありません。
それをやめると、嫌いな人がいなくなるよ。
むしろ、、、好きな人が増える。
私は冒頭のスタッフさんと社長のことが
好きだ。
今後も関わりたいと思う。
それは、こちらが困ったことをちゃんと伝えて
向こうが素直に謝ってくれて
私も、強く伝えてしまったことを謝れたから。
でも、あの時適当な笑顔で流して
言いたいことを言わなかったら
ずっとモヤモヤして
同じことを繰り返された時に
堪忍袋の尾が切れて
嫌いになっていたかもしれない。
おかしいな、と思ったら、すぐ言う。その場で言う。
それが難しい人はいっぱいいる。特に女性。
1ヶ月とか経って
「あれってやっぱりおかしくない?」と気づいたりね笑
でも、まっっったくできなかった私が
人にいい顔して関係を終わらせてきた私が
できたんだから、大丈夫だよ。
大丈夫になった方法も、書いていけたらと思う。