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大きな四つ葉

おはようございます。今日も 良い一日を。
このメッセージ、良いですよね。書き込もうと思ったら表示されたので
すごく嬉しくなりました。

今朝 出会った四つ葉です。大きくてシャープな四つ葉です。
今日も良い一日でありますように というメッセージをくれました。

家の庭にも四つ葉はいるので(人間みたいな表現で不快に思った方は 
ごめんなさい)毎日 挨拶はしていますが、毎朝 歩いて子供を学校まで
送っていくので、その道々 声をかけられます。
普段は「おはよう〜」とか「こっちこっち!!」とかフレンドリーです。
関西弁で聞こえたり、厳かな声の主もいます。(私にはそう聞こえます)

子供の頃は 自分だけが聞こえるなんて 思っていませんでした。
みんな、聞こえてるのに 知らん顔してるんだと思っていました。
一番古い記憶では 幼稚園の庭の隅っこで私が誰かと話してるって 友達が
先生を呼びに行ったんです。先生に四つ葉をプレゼントして 先生が凄く喜んでくれた顔を思い出します。その時「どうして四つ葉があるとわかったの?」と
聞かれて「だって話しかけてくるんだもん」と答えたら さっきまで喜んで
いた先生の顔色がさっと変わって 何を言ってるの?という顔になったのを
覚えています。
家に帰って母に話したら「今度から 四つ葉の声が聞こえる事は 誰にも言わないのよ」と口止めされました。でも ある時から聞こえなくなりました。
その理由は分かりません。でも 聞こえなくても「そこに居る」のは分かるので
四つ葉があれば すぐに見つけられる特技は 色々な方に喜ばれました。

脳腫瘍が見つかったのは 偶然でした。生まれてこの方、鼻血を出した事のない人間でしたのに、ある日から鼻血が止まらなくなりました。出ると1時間でも2時間でも出るんです。血圧も高くて 内科にも掛かりましたが、分かりませんでした。それで「年齢的にも調べた方が」と言われて 脳外科でMRIを撮って貰いました。すると「もう一度 角度を変えて撮ります」と言われ、嫌な予感がしました。そんなつもりじゃなくて 一人でフラ〜っと検査に来たのに「気持ちを落ち着けて聞いてください」なんて言われるとは 思ってませんでした。
「脳下垂体という所に 大きめの腫瘍があります。でもこの場所なら手術が出来るから」その後のことは 正直 耳に入ってませんでした。
「大丈夫ですか?僕の声、聞こえてます?」って先生に言われて「いえ、すみません、聞こえてませんでした」と言ったら「ショックだよね、そうだよね。でも
手術できる場所だから、勇気を出して 手術して。大きな病院を紹介するから」と言われました。脳腫瘍が見つかったら、鼻血はピタリと止まりました。脳外科の先生からは「鼻血は関係ないけど…強いて言えば、手術は鼻からなんだよね。もしかして予言?そんな事、無いよねぇ」そして大きな病院で手術前に色々検査して 手術3日前に入院しました。手術前日、麻酔科の先生のカンファレンスがありました。そこで見落とされていた血液検査の結果を指摘されました。「この
血糖値では手術できません」妊娠中に「妊婦糖尿」と言われいました。
でも その後は引っかかっていませんでした。予定は大幅に狂ってしまいましたが、手術前に分かって良かった、と思うことにしました。糖尿病の教育入院を
皮切りに 手術、手術後、と半年くらい入退院を繰り返しました。家族に心配と苦労をかけましたが、お陰様で回復は順調だと思います。

ただ気候の変化には敏感で、どんなにピカピカに晴れていても低気圧が近づいてくると頭が痛くなったり、体調の波は まだあります。そして 脳腫瘍が無くなってから 四つ葉の声がより沢山 聞こえるようになりました。よく喋る!!
ドンマイドンマイ、と言ってくれたり 「子供とは言え、完成された個である
存在そのものが価値のあること。それは誰でも同じ。黙って見守れば良い」
彼らの声は 私自身の声なのかも 知れませんが、ハッとすることもあります。
これからも自分と向き合いながら 聞こえるようになった四つ葉たちとの会話を
楽しんでいこうと思います。



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四葉と話すネコ
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