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「自分らしさ@コーチング」:自分らしく在ることへのこだわり

< 自分らしさから遠ざかる苦しさ >

こんな物語を思い出しました。

場面は近世に近い、あるヨーロッパの家庭の子ども部屋です。
その女の子は12歳くらいでしょうか。勉強をしています。
正確には「勉強をしようと」しています。
机に向かって椅子に座り、文字を覚えようとしているみたいです。

机の横にお母さんのような女性が見えます。
椅子に座って、女の子が一生懸命お手本を見つめているのを、
やわらかな笑顔で、穏やかにやさしく見守っています。

女の子は、穴のあくほどお手本を見つめていまずが、
ペンをもった手は、一向に動く気配がありません。

それでも、お母さんは、穏やかにただそこに座って見守っています。
なぜならお母さんは、娘がそれを「できる」と信じていたからです。

そんな日が何日も、何週間も続きました。
女の子は、一向に文字を書きはじめる様子はなく、
ただお手本を見つめるだけでした。
お母さんは、それでも娘を信じて、穏やかに見守り続けました。

ある日、娘はとうとう突っ伏して泣き出しました。
文字を書けない自分も情けなかったですが、
何より、自分のことを「できる」と信じて、
そばにずっとついてくれているお母さんに申し訳なく、
心が苦しい気持ちでいっぱいになり、ついにあふれ出てしまったのです。

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その女の子は、読字障害(ディスレクシア dyslexia)がありました。

みんなができることができない自分を責め続け、
彼女が元々持っていた、輝くばかりの笑顔とエネルギーは、
いつのまにか、すっかりどこかに消えてしまったのです・・・
(続く)

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一般的に、相手のことを「できる」と信じて応援することは、
よいことだと言われています。

でもそれが、本当に自分にとって困難なことで、さらに
本当はやりたいと自分が思っていないことだったらどうでしょうか。
そのことを応援され続けることは、しんどいことかもしれません。

そして、それは、コーチングでも同じだと思うのです。
自分のものではない、他人の描いたゴールに向かって進むことを
応援され続けることで、悲劇が起こりえます。

私は、今のその人を、「ありのままで100点」と受けとめることを、
コーチングセッションの起点としたいと願っています。
あなたは、「90点だから、もっとこうしなさい/こうなりなさい」と
言われるような存在じゃない。
すでに「100点」の存在だから、そこからあなたの願う120点、
150点、200点に進んでいけばいい。

だから、今あなたが感じていることや、胸に抱えている想いに耳を傾けて、
あなたが何を大切にし、何を嬉しく思い、何を望んているのか、
あなたの心にある「願い」を一緒にひも解いていくことから
始めていきたいと思うのです。

自分が本当に満たしたい「価値観」や、味わいたい「感情」が何か、
自分で分かっていれば、きっと自分の望む未来の実現の仕方は、
100通りも1000通りもあるはず。

今まだ言語化できていなくても、大丈夫! それも100点です。
雑談するような気軽さで、コーチングセッションを通じて、
あなたの想いを深掘りするお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
「NOTEを見た!」とご連絡いただけましたら、共感頂いたことに感謝し、
体験セッションを特別料金でご案内させて頂きます。
*詳しくは、「コーチングセッション料金について」をご覧ください。


「自分らしさ@コーチング」
 メンタル・ピア!代表  迫 加奈
  チームフロー認定コーチ
  公認心理師/産業カウンセラー

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