ASD当事者が関西人とのコミュニケーションで受けた衝撃!!について書いてみた!
こんにちは!ターナーです!
「アホ」「しね」
こんな言葉を投げかけられたら、あなたはどう感じますか?
きっと多くの人が、傷ついたり、怒りを感じたりするのではないでしょうか。
特に、私達ASD(自閉スペクトラム症)の人にとっては、これらの言葉は、より深く心に突き刺さるように感じることがあります。
なぜなら、私たちは
言葉の裏にある意図や感情を読み取ることが苦手で、言葉をそのままの意味で受け取ってしまう傾向があるから
です。
また、冗談や皮肉を理解することが難しく相手が本当に怒っているのか、それとも冗談を言っているのか判断に迷ってしまうこともあります。
私自身も、ASDの特性から、言葉によるコミュニケーションで苦労することが多く特に相手が関西弁を使う場合は、その独特の言い回しに戸惑ってしまうことがありました。
今回は、そんな私が大学生時代にアルバイト先で経験した、関西弁にまつわるエピソードを紹介したいと思います。
※この記事では「関西人」と大きくカテゴライズして表現しておりますが、あくまで私の体験したストーリー上の表現ですのでご了承ください。
アルバイト先にいた関西出身の社員さん
大学生の頃、私は業界大手のスポーツ用品店でアルバイトをしていました。
そこで出会ったのが、関西出身の社員のAさんです。
Aさんは、明るく元気な人で、いつも周りの人を笑わせていました。
しかし、Aさんは、私たちアルバイトに対して、よく「アホ」や「しね」といった言葉を口にしていました。
最初は、Aさんの言葉に傷つき、戸惑いました。
「私は何か悪いことをしたのだろうか?」
「Aさんは私のことを嫌っているのだろうか?」
そんな風に考えてしまい、Aさんと話すのが怖くなってしまいました。
しかし、Aさんは、私がミスをしても、優しくフォローしてくれることもありました。
また、2年くらい一緒に働くとプライベートな話も出来るようになっていきました。
そうやって一緒に働くAさんの姿を見て、私は少しずつAさんに心を開いていくようになりました。
勇気を出して伝えた本音
Aさんと一緒に働くようになってから2年ほど経った頃、私は勇気を出して、Aさんに自分の気持ちを伝えることにしました。
「Aさん、あの…『アホ』とか『しね』とか、めっちゃ嫌なんですけど…」
そう言うと、Aさんは少し驚いた様子でしたが、すぐに笑顔でこう言いました。
「そうなんや!ごめんごめん。でも、あれは、そういう会話のテンションやん!そんなんで傷付いてたら、関西人としゃべれへんで!」
えっ!テンションで「アホ」「しね」って言うの?
関西人、怖い…
Aさんの言葉を聞いて、私はハッとしました。
頑張ってAさんの教えてくれたことを飲み込みました。
そうか、Aさんは悪気があってそういった言葉を使っていたわけではないんだ。
関西では、会話の流れや親しみを込めて使われることもあるんだ。
って言われても怖いけど…
Aさんの言葉を聞いて、私は、関西弁の文化を理解することが少しできました。
そして、Aさんの言葉を受け入れることで、Aさんとの距離がさらに縮まったように感じました。
経験を通して得た教訓
この経験を通して、私は、言葉の裏にある意図や文化を理解することの大切さを学びました。
今回は、関西弁でしたが様々な文化の違いは世界中にありますからね!!
そして、自分の気持ちを素直に伝えることによって相手との相互理解を深めることができるということも学びました。
ASDの人は、言葉通りの解釈をしてしまったり、冗談を理解することが難しかったりするかもしれません。
しかし、だからといって、コミュニケーションを諦める必要はありません。
相手の文化や意図を理解しようと努め、自分の気持ちを素直に伝えることで、良好な人間関係を築くことができるはずです。
もし、あなたが関西弁で傷付くことを言われたら、勇気を出して相手に自分の気持ちを伝えてみてください。
きっと、相手もあなたの気持ちを理解し、歩み寄ってくれるはずです。
この記事が、ASDのあなたが、関西弁と向き合うための一助になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また、別の記事や動画で生きてお会いしましょう♪
ターナーでした!