性転換手術に21回かけたFTMたけるの絶対にお勧めしない手術
僕はタイで18回、日本で3回の性転換(性別適合)手術を10年間かけてやっってきたトランスジェンダーです。美容整形は一切していません。
トラブル続出で、陰茎壊死して切断・・・命がけの再形成に挑みなんとか成功!
海外で手術するメリット・デメリット
おちんちん手にして16年経ったいま
性転換手術を絶対に後悔しないように経験談をもとにお伝えします。
僕はタイの2つの病院で18回、日本の大学病院で3回の性転換手術(SRS)を受けました。ほぼ想定外で余儀なくされた手術の方が多いですが、、、。
1回の手術で1週間から2か月滞在が必要になります。
滞在も長いので世界中から手術で渡タイしてくるトランスジェンダーの方たちと、術前術後の入院生活や滞在生活を支えあっていました。
なので色んな術式や経過観察を間近で見れたし、術後のトラブルも幾度と遭遇してきました。
大きな病院でしたが、タイ人の患者さんはほとんどいませんでした。
ほぼ外国人で、MTF(男性から女性)の患者さんが8割占めていました。
総合的に日本、フィリピン、中国、南米からの患者さんが多かった記憶です。
最初は、衛生的に大丈夫なんだろうか?と心配でしたが、外国人向けだったからか病院は近代的な感じで清潔感もあり、とてもキレイでした。
医療用品も使い捨てなので、日本と変わらない安心感はありました。
ただお国柄、南国気質なので日本のプロフェッショナル精神(日本がずば抜けて良すぎる)とは異なりますが、ドクターも看護師さんもみなフレンドリーで接しやすく、世話好きで何でも言いやすい雰囲気でした。
これは、ひとりで渡タイして不安や孤独の中手術を受ける者としては、とてもありがたい事でした。
明るくて、人懐っこい、仕事外でも身の回りの事を手伝ってくれたり、奉仕の精神が素晴らしすぎてタイ人女性を好きになる方も多いと思います(笑)
僕もタイ人の看護師さんとお付き合いした時期もあります。すごくいい思い出です。
話がそれましたが、最初は少し説明からお話していきます。
性転換手術(SRS=性別適合手術と呼ばれます)とは、トランスジェンダーの人が自分の性自認に合った身体的な特徴を得るために行う外科的な手術です。
これらの手術は、出生時に割り当てられた性別の身体的特徴を、本人の性自認により適合するものに変えることを目的としています。
※専門家ではないのであくまで自分の知識や体験談を基に書いています。
これらの手術は、患者の希望や医師の判断に基づいて選択されることが多く、必ずしもすべてのトランスジェンダーの人が性転換手術を受けるわけではありません。
手術の選択は個人の身体的、心理的なニーズや希望に応じて行われます。
女性から男性(FTM)への手術の流れ
最初のステップはホルモン投与です。注射か錠剤がありますが、効果や肝臓への負担を抑えるために注射がいいと思います。僕はエナルモン250mgを毎月1回、泌尿器科で保険適用でやってもらっています。
体質など個人差があるので量や間隔は調整しながらやったほうがいいです。半年に1回はホルモン濃度や、肝臓数値がわかる血液検査をおすすめします。
テストステロン注射: 男性ホルモンであるテストステロンを投与することで、以下のような男性的な身体的特徴を促進します。僕の例も添えます。
声が低くなる→元の声がわからないほど低くなりました。
体毛や顔のひげが増える→腕や脇は薄いですが、すねは立派です。髭は数年経って濃くなりました。
筋肉量が増加する→簡単な筋トレですぐ筋肉付きます。体重増加しました。
月経が停止する→2回目投与で完全に停止しました。
頭髪の薄毛や脱毛→投与20年目にして、トップさみしいです。これは年齢や遺伝もあると思います。
脂肪分布が男性的になる→投与開始から尋常じゃないニキビが上半身に出来ましたが6か月くらいで落ち着いてきました。汗が臭くなった。
クリトリスの肥大→これはもうびっくりです。投与開始から1年後には3cmくらい肥大しました。亀頭もあり普通のミニサイズのおちんちんです。
深刻な副作用(これは覚悟しておいてください)
血液の濃縮(赤血球増加症):
血液が濃くなりドロドロなります。冷え性、老化が早くなります。血栓や心血管疾患のリスクが増加する可能性があります。
肝機能の問題:
長期使用で肝臓に負担がかかります。疲れやすい、倦怠感、むくみやすいなど、投与し続けて良くなることはないです。食事や運動大事!
コレステロール値の変化:
HDL(善玉コレステロール)の減少やLDL(悪玉コレステロール)の増加。異常数値更新してます。
精神的な影響:
気分の変動、攻撃性の増加、または不安感が現れることがあります。自律神経乱れまくるので、情緒不安定になりやすいです。周りに見せないように我慢しすぎて躁うつ(双極性感情障害)になりました。これは、ホルモン投与だけが原因ではなく幼少期からの自己嫌悪感だったり、生きづらさだったり色んな要因はあります。今は寛解してます。
ホルモン投与開始から1年以上経過して、心の準備や覚悟が決まったら手術できます。
FTMの手術は大きく分けて3段階あります
乳房切除術(胸オペ): 胸の乳房組織を取り除いて、より男性的な胸の外観を作ります。
子宮摘出術: 子宮を取り除く手術。
卵巣摘出術: 卵巣を取り除く手術。(子宮と当時に摘出します)
陰茎形成術: 陰茎を形成する手術。自分の皮下組織、皮膚移植を使って陰茎を作る場合が多いです。
尿道延長術: 尿道を延長して、立って排尿できるようにする手術(大きくなったクリトリスでつくる)
生殖機能を取るわけですから、子供を産めなくなり一生後戻りはできません。専門医師としっかりカウンセリングを重ねて、トランスジェンダー(性同一性障害)である証明書が必要です。目先の事だけじゃなくて、将来、健康、生活の事もよく考えて決断されてください。思い込みや好奇心などで始めて後悔しても、体毛は薄くならないです。脱毛で対処は出来ますが、男性化した骨格、声変わりした声は元には戻りません。
性転換手術は生殖機能を摘出して、健康な体にメスを入れるので身体的リスクはかなりあります。
僕は、性転換手術する時はリスクがあっても、長生きできなくてもいいと思っていました。むしろいつ死んでもいいとさえ思っていました。それくらい女性の体で生きる事が苦しかった。
その後色んな病気を発症し闘病した時期もあり今は、長生きは求めてないけど元気で健康でいたいと思う今日この頃です。
次は僕の手術の全貌を書いていきます。みなさまの応援が活力なりますので、フォローやいいねお願いします^^