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愛情不足で依存体質脱却の第一歩とは?

人は、どうしても不足していることに目がいくように出来ているらしい。

例えば、恋人に対してこんなことを思ったことはないだろうか。

・行動だけじゃなくて、言葉で好きって言ってほしい
・自分の趣味より、わたしにお金を使ってほしい
・普段のデートよりも、誕生日や記念日には時間をかけた特別感がほしい



100%自分の理想的な愛し方をしてくれる人がいつか現れるかもしれないが、
白馬の王子様を待っているような確率だろう。



付き合い始めは、

「この人は100%自分の理想的な愛し方をしてくれる人だ!」

と思っていても、時間が経つと、


・長く一緒にいるんだから、もっとわたしの気持ちに寄り添ってくれるはずだよね
・わたしが今して欲しいことはそれじゃないのに、なんでわからないの?

と、要求がエスカレートする。
満たされていたと思っていたのに、気づくとまた、不足している部分に目を向けている。

際限なく広がる心の不足感と、わたしを満たしてほしいという要求のエスカレート。

恋人だけではなく、友達や家族がどんなに心を配って、愛を注いでくれていたとしても、
ずっと満たされない気持ちを抱えている。


なぜなんだろう。

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そんな事を考えていると、喉が渇いてコップに水を注ぐ。
するとコップに少しひび割れを見つけた。この間、食器をしまうときに
ぶつけてしまった時のものかもしれない。
そんなコップのひび割れを見ていると、ふと思った。

わたしの心のコップって今どうなっているんだろう。
愛情を注がれるコップにひび割れはないのだろうか。

心のコップ・・・愛情が注がれれば注がれるほど満たされていくコップだ。


もしかしたら今の自分の心は、
誰からの愛情も注がれていない空のコップのように感じるかもしれない。
自分からの愛情すら注がれていない。
そもそも、底がないコップになっているのかも。


自分からの愛情が入っていなかったら、
コップの中を全部、周りの人からの愛情で満たさないといけない。
自分が愛されているかどうかが周りの人に依存してしまう。

そもそも底がない状態のコップだったら、
周りの人にどんなに愛情を注いでもらっても、足りないと感じるはずだ。

わたしのコップは、人から愛情を受け取る準備が出来ているのだろうか。
まずは、自分で自分の心のコップの底を作って、そのコップに自分で自分へ愛情を注いでみることから始めるのはどうだろうか。

自分が好きなタイミングで、自分が好きな愛情の注ぎ方を、自分にしてあげる。

周りの人から愛情を受け取るための準備をしておく。

・たっぷり時間とお金をかけてリラックスさせる
・何でもない日に美味しいご飯を作ってあげる
・ちょっとした時に、今のわたし素敵だねって心の中で声をかけてあげる
・明日は早起きするという自分との約束を守ってあげる




自分が欲しかった言葉や行動を自分にしてあげる。

自分への愛情で自分を満たす。
それは周りの人から愛情を受け取るための準備なんだ。
その上で周りの人からも満たしてもらう。

ただ、自分で自分の心を満たせていたって、周りの人からの愛情が欲しくなるときは当然あるだろう。

でも不思議と自分で自分を満たせていると、冷静に考えることができる気がする。

例えば、恋人に対して不足を感じたとしても、不満で悩むだけじゃなくて選択肢が増える。

・言葉で好きと言ってくれないところは不足しているけど、他の部分でこの人の良いところがあるからやっぱりこの人と一緒にいよう

・記念日を大事にするところは不足しているけど、どうしてもここは2人で楽しみたいから話し合ってみよう

・趣味に時間をかけすぎてデートに時間を使ってくれないところが不足している人と合わないから、他の人と一緒にいることにしよう



自分が欲しかった言葉や行動を自分にしてあげることで、愛情の供給源を恋人にだけ依存しなくて済む。
恋人との関係をどうしていきたいか、冷静に考えることができる。

自分への愛情が自分に注げていない状態で、不足しているところを見ちゃうと、冷静でいられないし、感情に振り回される。
何より恋人に依存している自分がしんどいよね。

先に自分を自分で満たすことは、相手からの愛情を受け取る準備になる


それは、自分への愛情であり、周りへの愛情でもあるのかも。



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今日から恋人がどうして変わってくれないんだと思っている時間は、
自分が恋人にどう愛してほしいんだろうと考える時間へ、割合を少しずつ変えていってみよう。
自分がしてほしいことを、自分に充分にしてあげれているか思い出してみよう。



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