自分の中の「★」を見つめる
長女(小2)の担任の先生は「間違いは宝物」が合言葉。
娘によると、ある先生(ティーチングアシスタント?)はマル付けの時に間違いがあると、バツではなく、★をつけてくれるのだとか。
そうだよね~「否定」のバツに対して、★は「目印」。
「どうしてこうなってしまったんだろう」とか「気を付けよう」って思えるよね。
わたしは自分ルールが強めで、コンフォートエリアにがっちり線を引きがちで、そこから外れたらついつい筆圧強めに「バツ!!!」とつけがちなのは自覚しています。
「できなかった理由を教えてね」
――と、そんなことを考えていて思い出したのが、以前わたしにかけられた一言。
当時、あることに対してアクションが及び腰になりがちだった私に、クロージングでコーチがこう言いました。
「じゃぁ次までに、今回自分で決めたことをやってみてね。できなかったらそれでいいから、『どうしてできなかったのか』を考えてみてね」。
……!!!
決めたことをやらないという選択肢を許してくれるんだ!
むしろ大切なのは、「やった」「やらない」ではなく、その背景なんだ!!
「背景の分析」で未来につなげる
結果を見れば「よい」「悪い」とわかりやすく評価をつけられるものの、それは単なるスナップショット。
その後も人生は続くからこそ、一喜一憂して一つ一つの出来事に振り回されるのではなく、まるっと満足してみたい。
だからこそ、我が子が授けられた「★」や、私が抱えた「できない理由」に目を向けて、「その背景に何があるのか?」「原因は?」「癖は?」「価値観は??」を考えることが大切なんですよね。
もしかしたら、無意識に、想像以上に、今この瞬間だけ切り取って「バツ」や「ダメ」という烙印を自分や周りの人に捺していないかしら?
自分のご機嫌や尊厳、さらには「自分らしさ」「あの人らしさ」を守るための目印としても。
「あの人にはこういうところがあるよ」
「私はこういう反応をしがちだよ」
「前回こういうことがあったよ」
――と、穏やかに★を見つめてみても、いいのかもしれません。