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10秒で信頼残高を醸成する

今年私が愛用している「自分軸手帳」。

4月からはうれしいご縁をいただき、ユーザー向けコミュニティ「自分軸手帳部」で開催されているオンラインイベントのレポート執筆をお手伝いしています。

これまでオーディエンスとして楽しませてもらっていたイベントも、「公にアウトプットする」という役割をもって見ると集中力も吸収力も全く違う!ということをひしひしと感じる次第。
これまでのイベントもたくさん刺激はもらっていましたが、レポートを書くようになってからというもの、確実に自分自身への実践へとつながるようになりました!

「1日1じっくり」

直近で担当させてもらったイベントレポートに登場した言葉に、「1日1じっくり」というものがあります。

「1日1じっくり」というのは、自分軸手帳部・部長のようこさんが、「家族一人一人とじっくり過ごすと満足度が高まる自分」に気づき、「毎日家族とじっくり過ごす」ことの習慣化を目指した取り組みのネーミング。

様子をTwitterなどでシェアしてくださっていたので、それに共感を得たり、影響されたりする部員たちの中で、取り組みがじわじわと広がり……その中の一人である部員の紀子さんが自らの経験や取り組みのアイデアなどをシェアしてくれたのが上記のイベントでした。


子どもにとって、私は信頼に値する母親なのか?


わたしは何せ、「自分の思い通りに物事を進めたいタイプ」。

我が子に対しても、手を止めて「な~に?お話聞かせて♡」という優しい母になることはさほどなく(←)、そんな私をわかっているから子どもたちも「ママ~一緒に遊ぼ~」という声掛けはもはやない。(笑)
遊びは夫の役割で、「ママはやることがいっぱいあって忙しいから遊ぶ相手ではない」という認識になっています。

そんな私なので、「1日1じっくり」って素敵な志&取り組みだとは思いつつ、心の片隅で「とはいえ、なかなかね……」なんて思っていたのも事実。

だけど、やっぱりスルーしようにも、どこか引っかかる。

――というのも、最近家族に対してブチ切れまくりの日々だったんですよねぇ。
元々のキレキャラに加えて、体のバイオリズムとか、春の環境変化に伴って子どもから理不尽なワガママをぶつけられるイライラとかが相まって、「いい加減にしろ!おりゃぁ~!!!」ってのが立て続いており。
私自身も家族に甘えて、よろしくない言動を繰り広げて感情を爆発させている――。
あとから「ゴメンね、ママイライラしすぎた」って謝っても、口から出た言葉は消えることはなく、これが子どもの心に澱となって溜まり、この子たち自身が親になった頃に私のような言動を繰り広げるのが申し訳なさすぎる……。

たぶん、これが「1日1じっくり」を完全に他人事にはできなかった理由。

子どもたちは「ママ大好き♡」と毎日気持ちを表現してくれているけれど、本質的な根っこの部分で安心や信頼をいい形で構築できているのかというと……正直自信がなかったのだと思います。


10秒だけ。わたしなりの「じっくり」

そんな中迎えた、ある朝のこと。
次女を寝室に起こしにいって、何気なく抱っこをしたとき、じんわり心地よさを感じました。

ほんの1~2秒のことだったと思います

数秒でこんなに心地よさを感じるんだ……!と驚きを感じたわたくし。
「よし、きめた。ママはこれから毎日10秒ハグをします!」とその場で宣言し、カウントしながら子どもたち二人を立て続けにハグしてみました。

もともと甘えん坊の次女が「でへへ~ぇ♡」と嬉しそうなのは予想通りでしたが、小3になったしっかり者の長女も「…うれしい♡うれしい♡」と喜びを隠さない!

そうか、たった10秒でもよかったんだ!


「1じっくり」を意識して生まれた”共通言語”

以来、ちょっと疲れたときや不安なとき、「ママ~10秒ぎゅってして?」とやってくる娘二人。

それまでの私だったら「中断=邪魔された」と捉え、「え?後でね!」とでも言いそうでしたが……
「10秒」というごくわずかな時間&明確な区切りと、「10秒ハグ=じっくりタイム」という変換ができるようになり、「これは大事な訴えだ」「応えても失うものは何もない(むしろ心を満たすものしかない)」と、じっくりタイムを取れるように。

「10秒ハグ」という共通言語が、明確なサインとなってお互いのスイッチを切り替えさせてくれるようになりました。

もちろん「1じっくり」は、相手が子供ではなく、パートナーや友達、仕事仲間でも大丈夫。
時間に余裕を持ちやすいGWは、「じっくりチャンス」とも言えそうですよね。

今日の私はバイトがあるので、まだまだ打ち解けていない職場仲間をじっくり観察しながら、「じっくりタイム」に挑戦したいと思います!
みなさまも、今日一日、よい「じっくり」を♡

2021年12月、WordPressでWEBサイト「じぶん実験室」を立ち上げましたが、2023年6月より、noteにお引越しを始めました。

2021年12月~2023年6月の記事は、WEBサイトに掲載していたコンテンツをそのまま移行したものです。

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