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人生をステージ分けしてみると、わかること

「自分の人生において、今は第何ステージだと思う?」

という問いが、けっこう気に入っている。少し前にnoteメンバーシップでお届けした問いであり、その後も相談室などで必要だと感じる人にはアレンジしてお届けしたり。

この視点のお気に入りポイントは、三つある。

一つは、そもそもこれまでの人生がいくつのステージで構成されているのか、俯瞰で考えられる点。

二つ目は、その上で自分の現状を捉えられること。

三つ目は、現在地がわかれば、これからのことを考えやすくなるところ。

わたし自身の話をすると、今は人生の第三ステージだと思う。

第一ステージは、生まれてから大学生までの間。陰の雰囲気をまといながらも、概ね平凡な日々。今の自分が築かれたベースとなった時期。

第二ステージは、ざっくり20代の頃。社会人になってから、会社員、休職、ニートとパート、フリーランスまで。「働く」についての捉え直し期間。

そして今、第三ステージは、盛大な実験期間。さほど資金力もないのに自分のお店をつくろうとしたり、都会育ちの虚弱人間なのに自然に囲まれた暮らしに挑戦したり。学生時代まで思い描いていた「道」を第二ステージで盛大に踏み外したので、それならもういっそ、好きなように楽しんじゃえ!という思い切りの良さ。

この第三ステージが始まったのは、ちょうど一年前の店舗物件探しを始めた時期から。「いつか叶えたい」と思っていた夢を「今叶えよう」に切り替えた瞬間。具体的に物件の内見をしたり、事業融資の申し込みをしたりと、動き始めた頃。

しかしこう書いてみると、なんだか勇気のある思い切りの良い人物のように見えるかもしれないけれど、お恥ずかしながらわたしは一年を経てようやく最近、この第三ステージに慣れてきたぐらいで、これまでは日々「本当にこんなことやっちゃって良かったのかな」と「いやいや人生をおもしろくしてるんだから良いんだよ」の狭間で揺れていた。いや、今も多少揺れているのだけど、さすがに一年という時が経って環境にも慣れ、「まあどうにかやっていけそうだ」と思えるようになってきた。

日々の連続である人生を一本の道だと考えると、なかなか俯瞰できなかったりする。けれど連続性の中に区切りを設けて、第一ステージ、第二ステージ……と分けてみると、自分がこれまでの日々をどう過ごし、その時期が今の自分にどんな影響を与えているかが、見えてきたり。

「自分の人生において、今は第何ステージだと思う?」

この問いは、もうちょっと詳しく書くと、こんな感じ。

Q. 自分の人生において、今は第何ステージ?
・これまでの人生をステージ分けする
・それぞれどんな時期だったか言語化する
・ステージごとにタイトルをつけてみる
(例:「働くについての捉え直し期間」や「盛大な実験期間」など)

さらにここまで書き出したら、次の視点も一緒に考えてみるのがおすすめ。

Q. これからのステージをどんなものにしたい?
・どんなステージにしたいのかタイトルをつける
・↑にするために大事なことを書き出す

これから新しいステージに進みたい人は、そのイメージを。わたしのように既に新しいステージが始まっている人は、今のステージのことを。

これまでの振り返りと、これからを考える時間に、ぜひ。


おわり


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じぶんジカン松岡
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