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自己嫌悪と向き合いながら、希望を見つける


感情に振り回されていることは、わかっていたんです。

けれど、どうしたらいいのかわからなくて、自分を責めるしかできなくて。

どんどんと追い込まれてしまいました。





眼瞼けいれんを発症した後、すぐに全身性ジストニアへと進行してしまいました。

当時は、瞼の手術をすれば、全身症状も軽くなると思っていました。

でも、周りから見ると、治るどころか悪化しているように見えていたかもしれません。

それでも、私は毎日が辛すぎて、自分のことに精一杯だったから、悪化していることに気づかなかったんですよね。

次こそは、次こそはと、何とか手術に希望を託そうとしていました。

けれど、だんだん気持ちが追い込まれていって…。

気づけば、あらゆることでイライラし始めていました。

自分の感情がわからなくなって、すべてが不満に感じて、気づいたら、誰でも彼でも責めるようになっていたのです。


ジストニアは治療法がない病気だと言われています。

だから、かつての私と同じように、変わらない現状にイライラしている人も多いのではないかと思っています。

そして、そんな自分が嫌で、自己嫌悪に陥っている人も多いのでは?

私もそうでした。

イライラして心が塞ぎ込むと、
「これは自分の未熟さが原因なのではないか」
と考えるようになりました。

他の人はきっと、もっと精神的に強いから、こんなにイライラしないのだろう。

自分も強くなれば、ネガティブな感情をコントロールできるようになるのではないか。

その結果、ジストニアも治るのではないかと…。

だから、誰にも頼らないで、自分一人で感情を処理しなければいけないと思い込んでいました。

けれど、感情をコントロールすることは本当に難しくて。

できない自分を責めて、ますます自己嫌悪に陥って、良くなるどころか
気づけば症状はさらに悪化していってしまいました。





でも、今は思うんです。

感情とは、自然に湧き上がるものだから、揺れ動くのは当たり前だし、
逆に、なくそうとすることは、とても不自然なことだって。

大事なのは、感情を感じないような
ロボットになることではなくて、
ネガティブな感情が湧いてきても、
それとどう向き合うかだと思うんです。

そのために、今、動画講座を作っています。

自分を冷静に見つめることで客観的に現状をとらえ、そこからどのように改善していけるかを学べる内容になっています。





そもそもイライラするのは、治りたいからなんですよね。

治りたくなければ、現状にイライラすることもないはず。

すべてを諦めてしまっているはず。

でも、イライラしている人たちは、
そうではないんですよね。

みんな、治りたいと思っているんです。

私はそうやって、辛い中でも希望を持って、前向きに進もうとしている人たちを支えたいと思っています。

せっかく持っている前向きなエネルギーを、暗い感情で押し潰さないように。

良くなるためのエネルギーに変えていけるように。

毎日が、もっともっと輝くものになっていけるように…。

現在、ジストニア患者さん向けの
動画を作成中。
3月中にお届けできるよう、動いています。
興味を持ってくださった方は、
ぜひ楽しみにしていてほしいです^^


※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊

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頑張りたい理由がある人へ | ジストニア体験者・克服研究家 永松ひさこ
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