何もしないで治っていけるのは、健康な人だけ【健康エッセイ】
・難しい病気ほど、治療が必要だと思ってしまう
自然治癒力で病気を治すのが良い。
それは分かっていても、耐えきれないときがある。
待っていても変化は起きないし、
何なら悪化しているようにも感じる。
怪我や風邪くらいの軽いものならば、自然の力でどうにかなるだろう。
けれど大病になってしまうと、もう自然では太刀打ちできないのではないか。
人の手が入らないと、治ることができないのではないか。
そう思ってしまいやすい。
◇
・何かを変えないと、難しい病気には対応できない
病気に比べて、怪我や風邪が自然の力で治りやすいのは、それだけ程度の軽い症状だから。
そして、そもそも健康で治癒力が働きやすい体だから。
一方、体力が弱ってしまうと治癒力も働きにくい。
それでも、少しの風邪や切り傷くらいならば、まだ癒えることができるだろう。
けれど、深刻な症状であるほど治るのに時間がかかるし、治せるバワーが体内に残っていない。
その状況で、やはり自然治癒力に頼ることは難しくて。
でも、じゃあ諦めるしかないのかと言われるとそんなことはないと思っている。
どうすれば良いのか?
私は、治癒力が働きやすい体になるために、人生そのものを変えるくらいの気持ちが必要だと思っている。
何もしなくても治癒力が働くのは、健康な人たち。
軽症な人たち。
深刻な症状であるほど、何かを変える必要がある。
◇
・これまでの生き方を少しだけ軌道修正してみよう
生まれた時から状況が悪かったことを除けば、病気とは、日常の流れの積み重ねで起きていると思う。
合わないことを日々続けてきたから、体に負担がかかってしまうのだと思う。
合わない家庭環境。
合わない学校生活。
合わない職場。
合わない人間関係。
合わない習慣。
合わない考え方。
合わない選択。
合わない治療法。
合わない食生活。
合わない常識。
何かしら、心地悪いことをやってきてしまっているのではないだろうか。
でも、ここでちゃんと分かっていてほしいのは、それは自分が悪いわけではないということ。
自分に責任の矢印を向けないでほしい。
ただただ、合わないことをしてしまっていただけ。
病気になることを、してしまっただけ。
これからは、合う生き方を少しずつ取り入れていけば良いだけ。
一気に何もかもを変える必要はないし、そんなことをしたら返って体に負担がかかってしまう。
本当に、本当にちょっとずつ。
これまでの何かを、少しだけ軌道修正すると良い。
自分の体は、何をすると喜ぶだろう。
自分は何をしていると、心から楽しいと思えているだろう。
どんな暮らしをすると、心からホッとできるだろう。
少しだけ、考えてみてほしい。
そうやって考えて、ちょっと変えていけると、体は喜ぶはずだから。
体が喜ぶと、エネルギーが内側から湧いてくるから。
治癒力が働きやすくなってくるから。
◇
・自然治癒力は、人生をも変える
私は、自然治癒力とは、病気だけを癒してくれるものではないと思っている。
大袈裟ではなく、人生そのものを癒すだけの力があると信じている。
どうか、小さな変化を積み重ねて
今の生きづらさから少しでも抜け出せますように。
明るい未来に、向かっていけますように。
※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊