「キレイかどうかは自分で決める」出版記念パーティーに招待されて【健康エッセイ】
・出版記念パーティーに招待された
今年、知り合うことができた同じ苗字の永松麻美さん!
麻美さんは、美容家としてすでに出版経験があるのですが、11月22日に、3冊目の本が出版されて。
出版日に合わせてパーティーがひらかれました。
そこに私もお声がけしていただいた、というわけです。
お誘いのメッセージを読んだときは、恐縮してしまって。
思わず、
「場違いではないですか?」
と、訊いてしまった。
場違いでないから誘ってくれたのだろうけれど、確認せずにはいられなくて。
でも、優しく
「大丈夫ですよー!」
と言っていただき、服装も普段着で、とのことだったので、参加させていただくことにしました。
とはいえ、初めての出版記念パーティー。
どんなことをするのか。
どんな雰囲気なのか。
未知の世界すぎて、やはり緊張しました。
でも、楽しみでもあった。
◇
・暗くなってから出かけるなんて、いつぶり?!
当日は19時からの会だったので、家を17時過ぎに出発。
あたりはもう暗くなっていて、余計にドキドキが増しました。
暗くなってから出かけるなんて、いったい何年ぶり?
数年前に、学生時代の友人と夜に会ったけれども。
知らない人が大勢集まる空間に入るために、この時間から出かけるなんて!
子どものころ、きっとこういう慣れないことが盛りだくさんで。
毎回、毎回、小さな体で緊張と楽しみを感じたりしていたのだろうな。
そんな冒険に近い気分で、現地へと向かっていきました。
場所は東京都、世田谷区にある経堂。
道に迷うことがしょっちゅうの私でも、分かりやすい道のりで。
すぐにお店が見えてきました。
到着したのは、もう19時近く。
入ることを躊躇している時間はなく。
えいや!
思い切っていざ、中へ。
◇
・いよいよパーティーが始まった!
受付をしていると、すぐに満面の笑顔で麻美さんが迎え入れてくれました。
「ひさこさーん♪
今日は来てくれて、ありがとうございます」
「あー、麻美さん!」
興奮と安心感で、思わず声が大きくなってしまう。
でも、良かった!
この笑顔に出会えれば、私はこの2時間、やっていけるかもしれないと思えました。
会場の中へ進んでいくと、すぐに共通の知り合いの顔もチラホラ見えて、少しずつ体の力が抜けていくのを感じました。
皆がそろったところで、ドリンクが配られて。
乾杯の合図とともに、パーティーは始まりました。
パーティーの間は、知り合いとお話ししたり。
あとは、初めましての方たちとも
ご挨拶することができました。
周りを見ると、名刺交換があちらこちらで。
私も何枚かいただきました。
しかし、名刺がない私。
「すみません、名刺がなくて」
と、いただくたびに言っていました。
そうか。
これから社会に出ていくのならば、
名刺があると便利なのか!
こういう新たな発見もありました。
◇
・終始、緊張したけれど楽しかった2時間
麻美さんの周りには、人が入れ替わり立ち替わり挨拶をしに行っていて。
なかなか声をかけるチャンスが
ありませんでした。
けれど、ようやく最後の方で話しかけに行くことができて、無事にサインをゲット!
その後しばらくして、パーティーはお開きとなりました。
緊張からほぐれて、帰り道は急に首と背中と腰に痛みが、笑
けれど、行けて良かった。
初めての出版記念パーティー!
8年ぶりくらいの煌びやかな世界!
(最後のは、姉の結婚式だったかな)
不慣れなことにアタフタすることも
ありつつ、周りの人に助けてもらいながら、何とか最後まで楽しむことができました。
この日は麻美さんにとって記念の日。
と同時に、私にとっても思い出深い日となりました。
まだまだ自分に規制をかけていることが多いけれど、麻美さんのお陰で
また一つ、できるようになったことが増えた日なのですから。
2時間もあれば、他にも感じたことはいろいろとありましたが、キリがないのでね。
最後は肝心の本について触れて
終わりにしようと思います。
◇
・企画が通る難しさ、それでも届けたかった想い
パーティーの間、麻美さんと編集者さんとの対談がありました。
そこで知ったのは、この本の企画が通るまでに麻美さんが60社もの出版社に企画書を送っていたということ。
けれど、反応があった出版社は少なく、反応があったとしても、良い答えはもらえなかったそうです。
「美容家のあなたがルッキズム(外見至上主義)に警鐘を鳴らすなんて、矛盾している」
と。
でも私は、この本を読ませていただいて、美容家だからこそ伝えたいことなのだと思いました。
外見を磨くことで、人生がさらに輝く人が増えるのは嬉しいこと。
けれど、外見の美を軸に人生を構築してしまうと、やはり歪みが出てしまう危うさがあるというのは、プロの麻美さんだからこそ言えるのだと思います。
大事なのは、人としての軸を持つこと。
美容という切り口から、生き方を見つめ直す大切さや自分のスタイルを持つ大切さを再確認させてもらいました。
きっと、今回の出版を機に、麻美さんへの信頼度はさらに高まっていくでしょう。
人を外見で判断しない人だという安心感があるから。
「人に優しい本にしましょう」
と言ってくれる編集者さんと出会えて、実際にそうなっているこちらの本。
優しい翼を持って大きく羽ばたいて行ってほしいなと思っています。
フレー! フレー!