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病名を追い求める前に、治るための一歩を踏み出そう!


病名を深追いするよりも、少しでも早いうちにどうしたら良くなれるかを探す方に思考を切り替えてほしいと思っています。

そうすれば、治るための行動をとるようになって、自然と治りやすい環境が整っていくから。

でも、多くの人は病名や診断名を必要としてしまいます。

それは、良くなりたいから。

病名さえつけば、何かしら楽になる処置をしてもらえると期待するから。

私もそうでした。

けれど、病院で検査をしても異常が見つからなくて。

お医者さんは首を傾げてこう言うのです。

「疲れかもしれませんね。」
「ゆっくり休んで様子を見てください。」
「心療内科宛に紹介状を書いておきますから。」


私はそれが不満でした。

やっぱり病名が知りたかった。

良くなりたかったから。

病名さえつけば、何かしら楽になる処置をしてもらえると期待していたから。

だから病名をつけてくれる先生を探しました。

けれど、いざ病名がついたところで
何か良いことはあっただろうか。

全くなかった訳ではないけれど。

でも、結局は治療法がない病気であることがわかり、手探りで治療法を探すことになりました。

そして結果的に、全身に効く治療を受けるようになってから事態は好転し始めたのです。

もっと早いうちに、そういう思考を持てていたら、もう少し苦しまずに済んだ気がします。





私は、病名というのは、体の中の、
特にどこに症状が出ているかを知らせてくれる旗印のようなものだと思っています。


ジストニアだったら、
「運動機能を調整する場所に
特に問題が出ています」
と周囲に紹介している形です。

けれど、体というのは全身つながっているわけで。

一箇所に問題があれば、そのほかも連動して多少なりとも支障が出ているし。

逆にいえば、一箇所が良くなれば、
ほかも連動してよくなるのですよね。

なので、極端な話、治療はどんな病気のためのものでも良いわけです。

その治療が、全身に効果のあるものならば。

それに、そもそもその症状にだけ効果のある治療なんて存在し得ないのではないか、とも思っています。

全身はつながっているから。

ある病気に効果があって、おまけにそれが全身を向上させてくれる治療ならば、他の病気や症状にも効果があって当然。

だから、探してみてほしいのです。

全身に効果のある治療法を。

病名を知りたいのは、良くなりたいから。

でも、だからこそ、病名探しは終わりにしてほしい。

それよりも、体全体に効果のある方法を探してほしいのです。

行動が変わって、治りやすい体になっていくから。

病院探しに費やす時間と労力を、
もっと楽しいことに使えるから。

※ヘッダー写真は、クリエイターさんの画像をお借りしています。
ありがとうございます😊

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頑張りたい理由がある人へ | ジストニア体験者・研究家 永松ひさこ
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