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変化って好か嫌による?

 

 よく、こんな言葉を耳にします。

「人って変わるんだね〜」
「人ってやっぱ変わんないよね」

皆さんはどう思いますか?私は、人は変わらないけど私は変わると思います。人ってあまりに範囲が広いと思いませんか?あなたという意味かもしれないし、会ったこともない他人を含めた全人類のことかもしれない。でも、私は人と言われたらそれは、人という生物だと思います。私はそう考えるからこそ、人は変わらないと思うのです。人という生物が変わることすなわち、進化です。進化もしているのかもしれませんが、それは現在を生きる私達に気がつく事ができるほど、明らかな変化ではないはずです。これはあまりにも捻くれた私の考えですが(笑)。
 ただ、私という人は変化すると思うのです。最近それを実感しました。私が感じた変化は以下の通りです。

・味覚
・思考
・好み

 味覚については、甘い物や脂っぽい物が食べられなくなり、野菜を多く摂るようになりました。かつてはバクバクと甘い物や揚げ物などを好んで食べていました。しかし年々甘さや脂が苦手になり、量も食べられなくなりました。これは、味覚の変化です。

 思考については、これまで興味も無かった考えに圧倒されたり、考える立場が私という人間だけでなく、一緒にいる相手であったり、画面の向こう側の人であったりするようになりました。いわば、大袈裟に言うと多重人格的な感じです。

 好みについては、上記2つをまとめたような物ではありますが、私の中の「嫌」「好」に変わることです。最近私に起きた好みの変化が2つありました。
 一つ目は、本を好きになったことです。私はずっと本が大嫌いでした。なぜなら、読む事が面倒で時間がかかるからです。自分で読むくらいならテレビで話してくれる方が断然楽だと思っていました。しかし、自分がHSP(いわゆる繊細)かもしれないとなった時、HSPについての本を読んでみると著者の考えと自分の考えが一致するところがあり、どんどんと読み進めていきました。それから同じ考えの本や、反対に私と異なる考えを読むようになりました。私でもびっくりです。
 二つ目は、英語を学び始めた事です。私はずっと英語が苦手で、先生に心配されるくらいでした。苦手な物はわざわざ自ら学ぼうとはしないし、可能な限り避けて生きてきました。しかし変化があったのです。私が旅行へ行った時、観光中の外国人に話しかけられました。私は英語か分からなければ話せない。コミュニケーションをとることが出来ませんでした。しかもその観光客が英語が母国語では無いようでした。私はとても恥ずかしくなりました。会話も出来ない私は情けない。そこで、英語を勉強したい!と思ったのです。今は便利な時代ですから、スマホのアプリなんか使って勉強しています。まだまだ準備体操レベルですが楽しく学んでいます。かつて英語を避けてしかいなかった私には信じられない事でした。
 この二つの好みはどちらも、「嫌」が「好」に変化しています。では、なぜ変化したのでしょうか?
 「嫌」が「好」に変化したのは、私は自分との関連性を見つけたからだと思うのです。自分との関連性を見つけるためには、まず自分という人がどんな人であるか分かる必要があります。自分がどんな人かなんてなかなか分からない物ですが、私の場合は失敗した時や、友達と意見が異なった時に気がつく事が多かったです。それを積み重ねる事でようやく20歳くらいで自分が分かり始めたのではないかと思っています。そんな時に、嫌の対象であったものに触れると、自分と関連する部分を見つける場合があります。それが、私にとって本や英語だったのです。思考が変わったからこそ本を好きになったという面もあります。英語は、私にとっては、学校で学ぶという入り口がとても入りにくかったのだと思います。テストで点数を取らなくてはならない、みんなは出来てるのに私は出来ない、日本語話せれば生きていけるのにわざわざ学びたくない、そんなことばかり考えていました。自分と本、自分と英語が結び付かなかったのです。しかし、自分との関連性を見つけた私は、嫌いだった本と英語が好きになりました。私の変化です。人間は、自分の有益な物であるかそうでないかで好きと嫌いに分けているのかもしれないと思いました。大切なのは、入り口です。鍵がかかっていたり、小さかったり、入り口の先がなかったり。そんな出会い方をしてしまったら嫌いになってしまうのです。
 
 好みについて長く語ってしまいましたが、味覚も、思考も同じ事だと思います。なぜならそもそも全て好みによる物だから。好から嫌へ、嫌から好へ変化するのだから、私という人も変化するのは当たり前です。
 もし、好きになりたいのに苦手な物があったら、その物への出会い方を変えてみると良いのかもしれません。学校という義務的な出会いが私は向いていませんでした。生まれつき海外にいた、親が英語を話している、というような出会い方が良かったな、と思ったりもしました。でも、自然に良い出会いが出来ることは珍しいです。それならば、反対に考えてみれば良いと思います。英語ならば、英語を使う私の好きなものは?と考えて、例えば映画が好きだから洋画を観てみよう、音楽が好きだから洋楽を聴いてみよう、といったようなことです。嫌✖️好をしてみたら、割と好きになったりします。個人差はあると思いますが。

 自分勝手に私の考えを書いてしまいましたが、変化したいと思ったら好と嫌を変えてみると良いのかもしれないな、と私は思いました。嫌いだった本と英語を好きになれた自分のことも、好きになれた気がしています。私のこんな考えも好きに変化してくれたら嬉しいな、と思います♪


お読みいただきありがとうございます!少し上手く言葉にできませんでしたが!

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