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最近の子達って私も?
最近の子はキツく言うとすぐ辞めちゃうから〜、最近の子はすぐ逃げるから〜、とかよくきくようになった令和の時代。そんなに昔と変わったのかなあと私はいつも首を傾げる。その「最近の子達」に私も入っているのだろうか?
私は厳しい部活にも耐えてきたし、自分の中では様々な困難を乗り越えてきたつもりだ。でも、きっと私も、「最近の子達」の1人なのだろう。たしかに、私も部活をやっていた頃は、大したことをしてもいないのに疲れた、辞めたいと言っている友人を見て逃げていると感じていた。しかし、大学生になって、私も疲れたり逃げ出したいことが増え、気持ちがわかる気がした。気持ちが弱いとか、逃げたいとか、そういことじゃないんです。たしかに、周りから見たらそうなのかもしれない。自分でもたまにそう思うこともある。けど、弱いとか逃げるとも違う。ただ、苦しいのだ。その苦しさに耐えられないのが弱いと言われるのだろう。しかし、自分が壊れそうになるくらい苦しいのだ。
自分が壊れるまで頑張るのはなぜなのか。そこに明確な理由があったり、乗り越えることに楽しみを見出せる人はそれでも頑張ることが出来る。でも、それが苦手な人もいる。それってつまりは個性であり、否定されるものでもない。
また、今の子達を作ったのはその時の大人達であるのに、育てられた子どもが嫌味を言われるのはおかしい。ただ、今の世界を生きてきただけなのに。昔はこうだった、とか、いや、その時代に生きていないから分かるはずもないですよね。今は現在を生きるしかないし、適応していかなきゃならない。でもどうしても適応できないこともある。だからその時に逃げるのではなくて、適応出来るところを探しに行きます。辞める=逃げると言う考え方はそれこそ昔ながらなのかもしれません。私は、一番大切なのは命だと考えているため、自分が生きるためには自分で自由な選択をする権利があると思う。その人には見えない過去や理由があり、決めつけるものでもない。だから、最近の子達という枠は作らずに、私、あなた、という1人の人間として向き合うことが大切だと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。あくまで私の意見ですので、気楽に読んでいただければと思います。