見出し画像

現時点での訪日中国人旅行客の正体とは?

中国国慶節真っ只中、東京を歩くと色んな所に外国人観光客がいますよね。先日私も浅草行ってきましたが物凄い数の旅行者でした!

そんな中、今急激に伸びてきているのはやはり中国人旅行客
6月時点では、一カ月の訪日旅行者数が今年最高を記録し、昨年との伸び率で言うと216.9%と爆速で復活していることが分かります。

今韓国を追って第二位ですが、ここから先は盛り返して第一位になっていくかと思われます。

そうなると観光業の方は好む好まざるに関わらず、中国のお客さんと向き合わなくてはいけません。

ここ最近のニュースを見てると「中国はちょっと…」とお思いの方もいらっしゃると思います。日本でも神社の件、自動車事故の件など、日本人が眉をひそめる事件が発生しているのは事実で、中国に関わる仕事をする我々も「人格者やマナーしっかり守る方も多いのに…」と、肩身の狭い思いをしています。

しかし中国からの観光客が減っているわけではありません
であるのならば、文句言う前にまずは相手がどんな人なのかを理解しておいていただきたいなと思います。もしかしたらうまくやっていけるポイントが見つかるかも知れない!との思いで今文章書いています!

今、訪日中国人の比率は上記のようなペルソナになっています。基本的には上海、北京、広州、杭州などの大きな街からやってくる20~30代の若い女性が半数以上を占めている、ということが分かります。

コロナ前は団体旅行客が多く、銀座の前に大きなバスが停車して中高年のおじ様おば様がドゥァーーーー!と街を埋め尽くす、というような状況があったかと思います。この方々は、もう少し地方の、3級都市4級都市と言われる比較的小さな町からやってくる上の年齢層の方々です。詳細は以下の図をご覧ください。

黄色い網掛けが「新一級都市」と呼ばれる超大都会のことです。正直、街の発展度合いで行くと東京を越えるようなメガロポリスです。

インバウンドで向き合うのであれば、こういった都会の感覚を持っている方を優先的に狙っていった方が良いかと思います。なぜならば比較的日本に住んでいる人と近しい価値観を併せ持っていて、行動動機を理解しやすいからです。

では彼ら彼女らはどうやって情報収集をしているのか?という疑問ですが、私も多くの方に聞き込みしましたが、REDが大半でした。

REDの強さはまたの機会に再度解説することとして、日本のSNSとの違いも確認しておきましょう。

私もかれこれ10年以上中国デジマケ関わっていますが、最近若者の観光関係はもっぱらREDですね。ビリビリはアニメ・ゲーム・IP・ガジェット方面に強いので、適宜使い分ける感じです。

Douyinはユーザー数やインプレッション数も多いのですが、情報量や質の面では玉石混合です。インバウントにおいては、獲得できる数が少なくても、比較的上質な情報が集まりやすく、発信者の顔も見えやすいREDやビリビリでの長期的なプロモーションが効果的かと思っています。

最後に、実際にどんな人が日本旅行に来ているのか私が浅草でインタビューした動画シリーズがあり、今後YouTubeで継続的に発信していく予定ですので、是非ご覧いただければと思います!

今回の動画は中国人の旅行客で新宿歌舞伎町に宿泊していたオタクがいたので、なんでそこに泊まってるの?みたいな話をしましたw

本日はここまで。謝謝閲読!

--------------------------------------------
【声で聴く中国】
◆山下智博のとにかく明るい中国:https://podcast.1242.com/show/akarui/ →山下がお送りする毎週金曜更新のPodcastです!ランニングや通勤のお供に最適です!

【動画で見る中国①】
◆最新中国知っとかNAITOチャンネル:https://www.youtube.com/@sittoka-naito
→山下と中国人YouTuberむいむいによる中国情報YouTubeチャンネルです!(内藤証券様の公式アカウント)

【動画で見る中国②】
◆YouTube山下智博チャンネル:https://www.youtube.com/@jbshanxia
→中国人への中国語を使ったインタビューを更新していきます!

【ご相談・お仕事依頼】
◆株式会社ぬるぬる:https://nulunulu.asia/
Mail: info@nulunulu.asia
→日中プロモーション、コンサル、講演、中国でのマネタイズ、インバウンド施策など行っております!

いいなと思ったら応援しよう!

山下智博/中国エンタメに詳しい人
サポート頂いた分は、取材費や植林の費用にさせていただきます!