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【RED】中国移民はどこへ行く?日本は三位。上位は?

RED(小红书)の投稿とコメント欄の解説&ざっくり翻訳です。
今、移民が増えている中国ですが、「中国移民都去哪了(中国移民はどこへ行く?)」という、中国からの移民先についての記事が盛り上がっていたので見ていきましょう!

中国のSNSも日本と変わらず、盛り上がるには色々要素があります。
こちらの記事は「移民」というトレンドに加えて「コメント職人」という組み合わせで盛り上がりました。こちらです。

Amy移民より

1位アメリカ 約218万人
2位韓国   約80万人
3位二本   約77万人
4位カナダ  約70万人
5位オーストラリア 約65万人
6位シンガポール  約42万人
7位イタリア 約23万人
8位イギリス 約20万人
9位スペイン 約18万人
10位バングラデシュ 約16万人

これはこれまでの合計移民人数です。中国から米国への1年間の移民の数はエコノミストの記事によると2023年で2.4万人との数字が出ていました。2021年は450人でしたので、物凄い伸び率です。

さあここで本題、コメント見ていきましょう!

「華潤万家」というのは中国で有名な小売りチェーン企業です。
何故ここで企業名が出て来るのかというと、これは分かる人には分かる洒落です。

「潤」は「run」と読み、英語の「run」と同じ綴りなので、海外移民の隠語としてネット上で使われてます。「万家」は直訳すると「沢山の家庭」「無数の家々」と訳されます。「華」は「中国」という意味なので、あとは分かるな?という感じです。みなまで聞かないでください。押忍。

このコメントも秀逸です。コメントの訳は
「海外の何が良いか分からん。好きにすればいい。俺は祖国しか愛してない」
という超愛国コメントなのですが、コメントの投稿国が「美国(アメリカ)」になっている(既に移民している)というギャグコメントです。

そこに北京に住んでいるユーザーから「お前アメリカで何しとん?」というツッコミが入るところまでセットですね笑

この手のコメントが出てくると、似たように別の国から「祖国最高!」とネタ書き込む人も増えて、エンゲージメントが上がり、おすすめに乗って、より多くの人がこっち系のネタコメントを書いてバイラルしていく仕組みです。

そして韓国移民が多いことへのコメントがこちら

「こんなにたくさん韓国に移民しているのが意外だわ」

そうです、私もそこ気になっていたのですがコメント見ると分かります
「朝鮮族だね」と。
朝鮮族は中国の少数民族の中でも北朝鮮の国境付近に多く暮らしています。
《2021中国统计年鉴》によると、中国国内に1,702,479人暮らしているとのことです。中国語以外にハングルを使うので、言葉の利便性が高いのも韓国が選ばれる理由でしょう。

さらにこんなコメントも。

「韓国に行く理由は中間地点だから。韓国に移民した後北米に行く。知ってる人はそんな感じだった。」

真偽は分かりませんが、そういう移民の方法もあるようですね。

ちなみに、外国から中国への移民は直近で最多の2020年でも約104万人らしく、完全に輸出(?)過多。1位が韓国(約20万人)、2位がブラジル(約8万人)、3位がフィリピン(約8万人)、4位インドネシア(約4万人)、5位ベトナム(約3万人)

中国に1年以上滞在する外国人の移動目的は、留学が最多の25.9%、就業(22.7%)、ビジネス(18.3%)、定住(10.8%)、家族親戚訪問(9.5%)、その他(12.8%)とのことです。
重複している気がしますが、こちらは参考程度に見ておきましょう!

という訳で、本日はREDの気になる記事とコメントの紹介でした!
引き続き内容については試行錯誤中ですが、色々な方向試していきたいと思います!

本日はここまで。謝謝閲読!

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