液状化とは?
液状化現象とは、地震が発生した際に地盤が液体状になる現象のことです。
水で飽和した砂地盤に振動が作用することにより、それ以前は安定していた地盤が、液体状になり、流動しやすい状態になることを指します。
液状化した部分が圧力を受けたときに、完全に密閉状態にあれば、流動化することはありませんが、水道(みずみち)ができると、
そこを通って液状化した部分が流れ出し、地上に水と砂が噴き出します。
これにより地盤が沈下します。
このような状態となると、水よりも比重が重い建物が沈んだり、
傾いたりします。
水の比重よりも軽い下水道のマンホールなどが浮き上がる場合もあります。
液状化現象の様子
砂でできた地盤は砂の粒子が結びついて支えあっていますが、地震発生で繰り返される振動により、地中の地下水の圧力が高くなり、砂の粒子の結びつきがバラバラとなって地下水に浮いたような状態になります。
液状化現象を起こしやすい地盤とは
地下水位が3メートルよりも浅く、敷地の土質が砂地盤であれば、地震時に液状化が起こる可能性があると言われています。
木造住宅は、液状化による影響を受けやすいので注意が必要です。
地震により地盤が液状化すると、建物重量が軽く基礎が浅い木造住宅は、傾斜や沈下などの被害を受ける可能性があります。
液状化によって被害が生じると通常の生活が困難になるほか、建物を元の状態に戻す修復工事の期間中は建物が使えなくなるなどの影響を受ける場合があります。
このため、液状化による建物被害へ備えていくことが重要です。
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