02.土の生い立ち① ~JIBAN NOTE~
「水」や「空気」とともに、私たちのとても身近にある「土」について、
詳しく考えたことはありますか?
『土』は、岩石と生き物から成り立っています。
大きな岩や石が風化して小さくなった砂に、バクテリアや動植物の死がいが積もり、長い時間をかけて生成されています。
地球に存在して、月や火星には存在しないもの、それは『土』です。
地球では、岩石由来の粘土や、砂の上に植物が死んで堆積し、これが混ざり合って土ができます。
つまり、私たちが知る「土」は、植物が存在する地球だからこそ、存在するのです。
「土」は以下のプロセスを経て形成されます
①物理的な風化
温度や湿度の変化により、大きな岩石が小さな砂粒に砕けます。
②化学的な風化
雨水と岩石が化学反応を起こし、成分が変化していきます。
③生物的な風化
植物やミミズなどの生物が岩石を分解します。
さらに、風や水が岩石を削り取る浸食作用も重要な役割を果たしています。こうした自然の力が組み合わさることで、私たちの足元に広がる豊かな土壌が形成されるのです。
自然の力はとても偉大で、私たちに限りない驚きを与えてくれます。
土の物語を知ることで、地球の奇跡を感じてみませんか?
「土」の素晴らしさに目を向け、その価値を再認識することが、
私たちの未来をより良いものにしていく鍵となるのです。
【Better World Words】
正岡 子規(1867〜1902 / 俳人・歌人・国語学研究家)の言葉
「悟りとは、如何なる場合にも平気で生きている事である」
今日の「地盤の音」はどんな音色を奏でていますか?