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20. ベンチマーク(BM)とは? ~JIBANNOTE~

「ベンチマーク(BM)」とは、高さを測る際の基準となる水準点のことです。
建築や土木工事では、このベンチマークが正確な施工を進めるための重要な役割を果たします。
 設計図面上では、高さの基準として「地盤面(GL=Ground Level)」が指定されることが一般的です。
しかし、実際の宅地はデコボコしていることが多く、基礎をつくるために掘削する場合もあります。
そのため、GLだけを基準にするのは不安定です。
そこで、周囲にある動かない構造物(コンクリート部材など)を基準点として利用します。
もし適切な固定点がない場合は、新たにコンクリートの塊を埋め込み、それを動かないように保護することで基準点を作ります。

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土地の表面がデコボコしていて平らではない状態を「不陸(ふろく)」といいます。
こうした不陸がある土地で工事を進める際、基準点となるベンチマークを設定して、高さを具体的に管理します。
GLをBM+500mmや-300mmと事前に設定し、逆算します。
・基礎の底面を「ベンチマーク-●●mm」、
・基礎上面を「ベンチマーク+●●mm」
 こうした手順により、建物の正確な高さや水平が保たれるのです。

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もともとは計測や水準点の意味を持つ「ベンチマーク」ですが、その概念は幅広く転用されています。

■コンピュータシステム:
性能を測る基準値としての「ベンチマークテスト」

■投資の指標:日経平均株価やTOPIXなど、投資効率を測る基準値

このように、ベンチマークはさまざまな分野で基準となる重要な指標として使われています。

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ベンチマークは、建物を建てる際の土台となる高さの基準を提供し、正確で安全な施工を支える存在です。
その重要性を理解することで、地盤や構造物への理解が深まり、より信頼性の高い建築物を生み出す力となります。
日常的に目にする「基準」という概念の裏に、ベンチマークのような土台があると考えると、少し世界が違って見えてくるかもしれませんね!


【Better World Words】

「どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて。
        あんまり頑張らないで、でもへこたれないで」

女優 樹木希林


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今日の「地盤の音」はどんな音色を奏でていますか?