小ネタ:狭心症(きょうしんしょう)の薬、ダイナマイト、ノーベル賞とは・・・?
こんにちは!
今日は薬に関わる小ネタを紹介したいと思います。
みなさん狭心症という言葉を聞いた事がありますか?
名前の通り、心臓(の血管)が狭くなって心臓への負担が強くなり心臓へダメージが出てくる病気のことです。
心臓の血管が狭くなったのであれば拡げればいいじゃないか!
その通り 笑
狭心症の代表的な薬の一つとして血管を拡げる作用を持つニトログリセリンというお薬があります。
勘のいい方はもうタイトルでお気づきでしょう 笑
ニトログリセリンはもともとダイナマイトの原料として使われていました。
※薬に使用されている量はかなり少量で、安全に管理されているため爆発することはありません。※
では、ノーベル賞との関係は??
ダイナマイトを生み出した人こそが、ノーベル賞創設者のアルフレッド・ノーベルです。
ノーベルはスェーデンの科学者で発明家でした。
科学にとても興味を持っていたノーベルはダイナマイトをを発明し、当時の建設業や掘削業に大きく貢献した一方で、この技術は軍事にも利用されていました。
また、ダイナマイトのおかげで彼の事業は大成功しました。
1888年、彼のお兄さんが亡くなったとき報道陣がノーベルが亡くなったと誤報道してしまいます。
このとき、新聞に書かれた見出しは「死の商人の死亡」と書かれているのを本人は目撃します。
「死の商人」とはダイナマイトが軍事目的に使用されていたことへの皮肉な表現でした。
これを見たノーベルはとてもショックを受けて、このままでは自分が死んだあとは汚点として歴史に残ってしまうと考えました。それは避けたい・・・
そこで自分の遺産を人類の平和・進歩のために使ってほしいと考え1896年ノーベルの死後から70年。1968年にノーベル賞が創設されました。
いかがでしたでしょうか?
誰もが聞いたことはあるノーベル賞が、心臓の薬と密接に関わっているなんて。
私も調べていて楽しくなりました!
明日から誰かに話せる小ネタも時々紹介していこうと思います!
完全に私の好奇心ですがどうぞお付き合いください・・・笑
ではまた!