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恋愛と優しさとわがままと。〜伝説の月9 東京ラブストーリー🗼(ネタバレあり)〜

こんにちは、JIAです!

さてさて。
つい先日、大学でのとある授業をふいに思い出して、半日かけて東京ラブストーリーを全話イッキ見いたしました🎥

大学の時に社会学の授業で一話だけ見たことがあったのですが、その時はまだ今ほどサブスクが一般的ではなく、再放送でもない限り見る術がなくてなんとなくそのままになっていました。

授業のテーマがは恋愛”。
授業の導入としてドラマを見るという、大学で1番印象に残っている授業の一つです✨

一話見終わって先生があるアンケートをとりました。

『リカ派、サトミ派どちらですか?
 カンチ派、三上派どちらですか?』

私の記憶では、リカ派サトミ派はほぼ半々、そしてカンチ派三上派についてはカンチ派が圧倒的多数でした!

あくまでその授業の受講者のデータですし、1話しかみていないのですが、皆さんはこの結果どう感じますか?
そして皆さんはそれぞれどちら派ですか?

ちなみに私はリカ派、そしてどちらかと言えばカンチ派です😁

リカのように強く自由奔放な女性にすごく憧れがあるのと、あのニコーっと笑う笑顔がチャーミングで魅力的💓
そして、男性陣は正直言ってどっちもどっち…笑
カンチを選んだ理由は…三上が絶対に嫌という消去法なのですが笑、あえて言うならば優しいところ、でしょうか。(でもその優しさが結果的に優柔不断な感じでリカを傷つけたんですけどね…🥲)

この物語の醍醐味はずばり、”ザ・四角関係”😇
四角関係とはつまり、誰かの幸せは誰かの涙の元。
誰かと誰かがむすばれるということは、誰かと誰かは恋破れるということが確定している関係性なのです。

東京ラブストーリーでは結果、カンチはサトミと結ばれています。
途中まではカンチとリカの方が2人とも楽しそうでお似合いじゃん、よかったよかった、なんて気を抜いていたのですが、サトミが三上と別れてから雲行きが怪しく…サトミがなんとカンチにちょっかいかけだしたんですね…(失って初めて、カンチの大切さに気づいてしまったというか…😅)

サトミは三上と付き合っている時も何かあるとすぐカンチに相談して安らぎを得ようとしていました。
そしてカンチも一度は吹っ切れて(?)リカと楽しくなってきた頃に、元々好きだった女性から頼られて心が揺らいでしまいます。
令和のドラマではあまり見ないほどの優柔不断ぶりに少し驚きました🫢笑
ここまで揺れるんかい!!!笑

でもカンチってサトミのこと吹っ切れてなかったですもんね。
サトミでぽっかりできた心の穴をリカで埋めようとした。
でも2人はあまりに違いすぎた。サトミでできた丸い心の穴を、四角のリカで埋めようとしても、結局埋めきれない。ハマリキらないんです。

だから結局埋めきれないところに隙間風が吹いて気持ちが揺らいでしまう…
カンチがリカとサトミで揺らいでいるあたり、リカが可哀想すぎて見てられなかったですもん。(カンチー!自分で呼び出したくせにすっぽかすんじゃなーーーい😤)

ここで考えたいのは『恋愛と優しさの共存の難しさ』ということ。

メインの4人、性格も見た目もバラバラですが一つ共通しているのが”みんな優しい”ということ。
みんなそれぞれ、誰かを傷つけようという悪意はないように私には見えていました。

三上は、自分とサトミがうまくいってしまったらカンチが傷つくとわかっていた。
カンチは、本当はサトミが好きだけど、サトミが三上を好きなことはわかっていたから、それを見守る立場を選ぶことで幼馴染の友情を守ろうとした。そして自分を好きでいてくれるリカのことも好きになろうとした。
サトミも、三上のことが好きで、彼と一緒にいるために浮気に目を瞑り信じようとした。
リカは、大好きなカンチに全力でぶつかった。そして自分の入る隙はないことを悟り、カンチの目の前から姿を消した。

みんながみんなそれぞれの形で優しさを持っていた。
たまに嫉妬で嫌な自分が出てきてしまう場面もあったけど、それは他人を貶めたいわけではなく、自分の幸せを叶えたいという切実な願い故の行動。

カンチがサトミの相談に乗っていたのだって、多少の下心はあるもののおそらく善意だったと思うんです。昔のよしみじゃないですけど、幼馴染として2人がうまくいけばいいときっと誰よりも願っていたはずなんです。
ただ、彼女がいる立場であの頻度の電話や相談はいかがなものか、という話なんですよ。

リカがどの話か忘れたけれど言ったセリフ。
リカとの約束の前にサトミの相談に乗ったカンチ。
リカとの待ち合わせに遅れてやってきたカンチに遅いよ〜といいったところ、「(サトミを)ほっておけないだろ。」とカンチ。
それに対してリカは「私のことはほっておいたくせに〜」と返します。
✳︎ほんとにうろ覚えです。すみません🙇‍♀️

悲しんでいるサトミをほっておけない気持ちはカンチの優しいところ。
リカはきっとカンチのそういう優しいところが好きなんだろうな。
でも同時にその優しさに苦しめられることになるんです。
それでもリカはそれ以上カンチを責めずに明るく振る舞います。
本当は「私だけを見ててよ!サトミより自分を優先してよ!」と言いたかったはず。
でもそれを言わないのはリカの優しさ。(それを言ったら自分とカンチの関係が終わってしまうという怖さもあったかもですが。)

つまりみんながそれぞれ少しの優しさを捨てて、自分の幸せのために少しだけわがままになれば三上サトミカップルとカンチリカカップルという2組になっていたと思うんです。
きっとリカといればカンチもサトミのことは吹っ切れるはず。(それほどの強いエネルギーがリカにはある!)
そしてその4人という新しい友情が生まれたと思うんですよ😭

でもリカは結局わがままにならなかった。
いや、なりきれなかった。

カンチの地元で2人過ごした夕方、リカはある賭けをします。

『私は先に東京行きの駅で待ってる。カンチがもし私を選ぶなら、48分の電車に間に合うように迎えにきて。』

カンチは悩みに悩みます。そして、ギリギリ48分の電車に間に合うのだが、リカの姿がない。
結局見つからず駅のホームに佇むカンチ。
駅員さんに「女の子、いませんでしたか?」と聞くと、
「あ〜いたいた!43分の電車に乗って行ったよ」

なんとリカは48分を待たずに一本前の電車に乗って行ってしまったのでした…

リカの最後の望み。
それは自分を選ぶならすぐに追いかけてきてほしい。
そうじゃないなら、たとえギリギリにカンチが来たとしてもそれはカンチの”優しさ”なんだと。
きっとまたサトミか自分かを行き来する辛い日々に戻ってしまう。
(あとはやはりカンチが来なかったらと考えると怖くて自分から身を引いた形にしたかった。そして、カンチにも罪悪感を感じさせないように…健気すぎるぞリカ…涙)

サトミか、自分か。

カンチにその2択を選ばせることはある種リカの”わがまま”だったのかな。
でも最後、わがままになりきれなかった。
私を選んでよ!と言えなかった。
言って選んでもらっても結局辛いから。

一方でサトミは三上と別れてから、「もう我慢するのはやめたの。待っているだけはもう終わりにする」と言って、「私は永尾くんが好き。」とカンチに伝え始めるのです。

自由奔放で一見わがままに見えるリカ。
お淑やかで一見わがままに見えないサトミ。

でも実際は、

相手を振り回しているようで相手の心に敏感なリカ。
自己主張弱めに見えてもしたたかなサトミ。

現実世界においても結局幸せになる人って多少なりとも”わがまま”で“したたか”なんですよねぇ。。。

相手が不快になるわがままではなくて、自分の願いを叶えるためのわがまま。
この線引きが難しいところではあるのですが、そのわがまま加減は恋愛経験積んでいくしか習得の方法はない😂
経験あるのみ、なのです。笑


つまりこのドラマを見て思ったことは、恋愛において『優しさとわがまま』のバランスが重要だということ。
このバランスが良ければきっと幸せな恋愛ができる。

付き合っている人がいる時の他の異性への優しさの塩梅、好きな人にどれだけわがままを言えるのか。
難しいけれど、行動できる人にこそ幸せは訪れるのだと思うので、恋愛だけではなく、私生活においても自分の思いを遂げるために多少わがままになっていきたいものです。

いや〜やっぱり恋愛ドラマは色々な学びがあってやめられない🤩
さすがOLが街から姿を消すと言われた時代の伝説の月9👏👏


追伸
結局カンチとサトミは結婚式、そして三上はなんとあの医学部で一緒の女性と結婚💍
その4人はわがままになってみて恋愛における幸せを掴んだ4人だったんですね。

それにしても街で偶然会ったリカとカンチの会話。
せっかくなら飯でも、連絡先を交換しよう、なんてカンチはどんな気持ちで言ってるんだぁ!ってちょっぴりモヤモヤ。笑

ここでまた繋がってしまうとややこしくなる(リカの気持ちが再燃してしまうかもしれないし、サトミがいい気しないでしょ!)んだから、もう今日一回限りの奇跡の再会、とした方がいいに決まってる!!
そしてリカはそちらを選択した。(リカのこういうところかっこいい)

男は昔の女がいつまでも自分のことを好きでいると思っている。
この場面で男性の恋愛の価値観あるあるを感じました。笑


こんなにも行ったり来たり、ハラハラする恋愛ドラマは最近ではなかなかないんじゃないかなと思うほど、のめり込んで怒って泣いて楽しいドラマでした👏

平成最高🙌🙌

       🩵JIA🩷

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