好きな季節は、服装がちょっと難しい。
「好きな季節は?」と聞かれたら間違いなく「秋」と答える。
あの夏のイライラとした暑さから解放されて、
ちょっと落ち着いた雰囲気になる季節。
まるで期末テストが終わったあとの、ちょっとひと息つくような、
何か乗り越えたようで心に余裕が訪れるような、そんな気持ち。
言葉にするのが難しいからこそ、好きだという人も多いのだろう。
好きな秋だが、困りごとがある。
それは”服装事情”だ。
むずかしい。
方程式に解き方があるように、明確な正解を知りたい。
そんな秋の季節に、街中でオシャレに着こなす人を見ると本当に尊敬する。
気温の変化に柔軟に適応しながら、且つオシャレ
でいる状態をつくり出していることに感動する。
半袖Tシャツとシャカシャカのウィンドブレーカーを着て、
体温調整するのに必死なわたし。
オシャレにも、秋の一日の気温差にも追いつくことは出来ず、
秋は少しずつ寒さを纏っていく。
ちょっと難しい。
けれども、そんな一面も含めて秋が好きなのかもしれない。