真空管アンプ第2号の改造
先日、真空管アンプ第2号という記事を書きました。その後いろいろ調べていくと回路に重大な問題がみつかり、ちょっとした改造を施しました。回路はこちらです。
その問題というのは、整流管に接続されている平滑用コンデンサの容量が大きすぎることです。もとの回路では100μFが接続されていたのを、47μFを2本直列にしたものに変更しました。実はこれでもまだ大きすぎて、規格では10μF以内にするよう求めています。プレート電圧が210Vと低いことから、今回はこの値にしましたが、より高い電圧を扱うと真空管にダメージを与えることでしょう。
ついでに、5極管の3極管接続に回路を変更しました。そもそも5極管というのは高周波を増幅するためにグリッドとプレートの間の帰還容量を小さくするために開発されたものなので、オーディオアンプにはあまり向いていないとのことです。私も無線機を作るつもりで購入してあったものを転用したので、はじめからオーディオアンプを作る予定はありませんでした。まだ無線機の製作には着手できていませんので、しばらくアンプ用として使うことにします。音の違いについては、高音がおとなしくなったかなという程度しかわかりません。こちらも凝ると大変なことになりそうなので、まずは真空管回路の勉強からです。
de JM8SMO