はんだごて過熱防止器の製作
ちょっと以前の号になりますが、CQ ham radio"QEX"誌の2018年春号に載っていた「はんだごて過熱防止器」を作ってみました。
電子部品のマイクロ化によって、真空管全盛時代に比べ60Wや100Wの「はんだごて」を持ち出す機会はめっきり減りましたが、かと言って、例えば同軸ケーブルのコネクターを付ける時などには、今でも無くてはならない存在なわけです。
こうした大きな容量の「はんだごて」は、安価なニクロム線ヒーターを使った物が一般的で、他の作業に気を取られ油断をした隙に過熱し、こて先が真っ赤っ赤になっちゃう事もしばしば。
そこで、前々から温度調節機能が欲しいなと考えていたのです。 但し、日頃使っている「はんだごて」にセンサーを組み込むのは簡単な事ではありません。
その点、くだんの過熱防止器は、鏝へ流れる電流値を読み取って、オンオフを制御する仕組み。 はんだごて自体を改造する必要の無いところに惹かれました。
ACケーブルの途中に電流センサーを噛ませるだけと言う着眼点の面白さは、まったく秀逸ですね。
末永く、重宝させて頂きたいと思います。
by JI1OFO