外国籍の子どもたち
日本に住む外国籍の子どもは実は結構多いそうだ
今外国にルーツを持つ子どもたちとの関わりがある。
彼らの中には日本で生まれ育ったか、もしくは来日して全くのゼロから言語習得が必要になるというケースがある。
また国籍によって文化の違いがあり、やっぱり国民性はあるなと感じる。
でも共通して見えてくるのは、日本に住む上での”生きづらさ”はすごいということ。
そりゃ日本人が外国に行けば同様に生きづらさがあると思うし、日本の国に限ったことではない
けど、日本に住んでいるものとして、また自分も外国にルーツがある(出生のみだけど・・・)身からするととても気になるところだ
俺は実際アメリカの幼稚園を卒園し、小学校に入学したかしてないかで日本に帰国となった。
まずその時点で俺は、
「いつアメリカに帰るの?」と3ヶ月くらい思いながら過ごしていた。笑
本当に帰国の意味がわからなくて、それは言葉ではなく俺にとっての自国って完全にアメリカだって思ってたからだった
母さんに「いつ帰るの?」と聞いた時
「え?もう帰ることはないよ?これからここで暮らすんだよ?」
と言われた時は、結構ショックで、とても寂しかったのを覚えている。
アメリカ人としての自覚しかなかった
ただ、俺は父母ともに日本人。
日本に住んでも、おそらく外見は日本人だし、どこにでもいる日本人だろう
でもやっぱり周りから、育った国での染み付いた文化に対する偏見があって、わかってもらいにくかった部分では苦労したかな。
4つ上の姉がいて、姉なんかもう頭のなか半分以上英語だった。
当時はおれも姉とは英語で会話した方が楽だった覚えがある。
でも俺は1年生くらい。親とは日本語だし、日本語習得にはあまり困った記憶はない。ちょっと変な発音でからかわれるくらい。
でも姉は、結構しんどい状況にいた
言ってる日本語がまずわからない、アメリカの教育システムとの差がすごくて、集団行動が取れなかったり、
クラスの男子に「ぶさいく」と言われたらしく
家に帰ってきた姉は、母に向かってキョトンとした顔で
「ぶさいく」ってなに?ときいたそう
その時のことをなぜか今でも鮮明に覚えている
少し自分のはなしになってしまったけど、
外国人の父母の元に移住してきた子もいるし、
日本人の親と外国人の親がいる子もいるし、
俺みたいな日本人だけど外国で育った子もいる。
このような子どもたちは今、日本の生活の中で少なからず
色んなことを感じながら、時にはしんどかったり、傷ついたり、
壁にぶち当たっている現実がと思う
外国にルーツを持つ子どもたちに関わっている中で
彼らが自分のルーツをちゃんと肯定することができる環境を作っていきたい
と心から思う
「日本にいるから日本人のように」ではなく
色々な文化を知っているからこその自分がいるということ
それを俺も彼らと一緒に共有できたらとても嬉しい
こんな風に色々言ってはいるけど、
俺自身もまだまだ自分のアイデンティティとして国に関しては途上なので
彼らとの関わりはとっても大切
今このコロナの時、国籍関わらず、みんな勉強しんどそうだけど
なんとか教室をみんなの居場所として再開できたらと思う
自分のルーツを大切にしよう
今日の一言。
味噌汁を飲んだ時
日本人でよかったと思う
共感してくれる人いるかな?笑
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?