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WBA世界スーパーフライ級王者 井岡一翔選手

 叔父さんがミニマム級、ライトフライ級王者で有名な井岡弘樹さん。
  井岡一翔選手は、アマチュア4冠を達成。東京農大を中退して、プロ入り。2009年4月12日プロデビュー戦を、3ラウンドTKOで勝利。
現在、34戦31勝(16KO)1分2敗の記録を残し、元WBA、WBCミニマム級王者。元ライトフライ級王者。元WBAフライ級王者。そして、WBOスーパーフライ級王者となり、日本人初の4階級制覇王者となる。WBA同級統一戦を
ジョシュア・フランコ選手と行うが、引分けに終わる。
 その後、WBOからランキング1位の中谷潤人との指名試合を義務付けられるも、前回引分けたジョシュア・フランコ選手との対戦を優先して、WBOのベルトを返上。フランコとのダイレクトリマッチは、3対0で井岡の判定勝利。
WBAスーパーフライ級王者となる。その後、
KOで初防衛に成功。井岡本人は、ファン・フランシスコ・エストラーダ選手との対戦を望んでいるが、中々交渉が上手く行かないようである。35歳になる井岡は、キャリアの最終盤にかかっており、納得いく選手と戦いたい気持ちが強い。
 井岡選手のボクシングスタイルは、基本に忠実であり、ボクシングの教科書とまで言われる。ガードがしっかりやっており、カウンターが上手い。相手との駆け引きに長けており、ラウンドが進む毎に自分のペースに引き摺り込み、ポイントをピックアップして行く。一発の怖さは無いが、多彩なコンビネーションは、目を見張るものが有る。実に玄人好みの選手だ。
 プロボクシングのマッチメイクは、プロモーターやスポンサー、ボクシング団体、放送局などの政治的駆け引きも有り、中々難しいと言われる。また、ファイトマネーや何処で何時やるかも問題となって来る。井岡クラスになると、
数千万円から億単位が動く事が予想される。
 ファンとしては、井岡の望むエストラーダとの対戦を是非観てみたい。
今この時間にも、水面下で様々な交渉が行われているのだろう。

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