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ボクシング世界戦リターンマッチ(5)

 今回は、WBC世界バンタム級タイトルマッチ、ウィラポン・ナコンルアン・プロモーション選手vs長谷川穂積選手の戦いを紹介します。
 ウィラポン選手は、日本の辰吉丈一郎選手を2度、西岡利晃選手を4度退け、14回の防衛記録を持つ名王者でした、
 初戦は、2005年4月16日に15度目の防衛を目指す、王者ウィラポンに長谷川が挑戦するというものでした。長谷川は、しっかりしたトレーニングを積み、ウィラポンを研究。序盤から攻勢に出てポイントをピックアップしす。
 しかし、中盤からウィラポンの攻勢に会い互角の展開に。ただ、終盤スタミナ切れを起こしたウィラポンに対し、長谷川は積極的に攻撃。この有効打が功をそうし、3対0の判定で長谷川が戴冠。ウィラポンの15度目の防衛を阻止しました、
 ウィラポン陣営も黙っていられません。長谷川が初防衛に成功した後、2006年3月25日に長谷川の地元である神戸で、立場を変えての再戦に臨みます。
 試合は、6回までは長谷川の有効打が目立つものの、7、8回はウィラポンの攻勢に会うなど余談を許さない展開に。
 しかし、9回ウィラポンが出したパンチに対し、狙っていた右のカウンターが見事にヒット。ウィラポンは、堪らずダウン。何とか立ちあがろうとするも、レフェリーストップがかかり、長谷川がウィラポンを返り討ちにし、2度目の防衛に成功します。長谷川陣営の作戦勝ちだったと思います。
 お手本のような右のカウンターパンチでした。

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