コンビニにおける無人営業の将来性、一般化させるための課題
両想いのご縁に恵まれる「人生の経営者」を共創するパートナー、Webマーケティング戦略コンサルタント、サッカー戦術デザイナーのぱっち社長です。
近年は日本でも、無人営業のコンビニが少しずつ増えてきました。
トレーニングジムでは、チョコザップが急速に店舗を増やして話題です。
直感的には良いこと尽くめに見える無人営業。
顧客にとってもサービス提供者にとっても、当然メリットはたくさんあります。
しかし、「無人営業ならではのリスク」があるのも見逃せません。
そこで今回は、無人コンビニの将来性について見ていきます。
無人コンビニの仕組み
ファミリーマートは2023年6月21日(水)、JR焼津駅に静岡県では初の無人コンビニをオープンしました。
同店では、天井に設置したカメラが来店者の動きを認識し、リアルタイムに買い物情報を収集しています。
来店者は商品を手に取り、出口付近のディスプレイに表示される購入内容を確認し、支払うだけで買い物が完了します。
決済方法も豊富で、バーコード決済や交通系電子マネー、クレジットカードだけでなく現金にも対応しています。
ファミリーマートでは、2024年度までに無人店舗を約1000店に増やす方針を明らかにしています。
無人コンビニを利用するお客様のメリット
買い物の時間を節約できる
レジ待ちの時間が発生しにくく、特に朝やランチの時間帯に便利です。
感染症の予防になる
商品を手に取ってから袋詰めまですべて消費者自身が行うため、非接触で買い物ができます。
無人コンビニを導入する企業のメリット
省人化による人手不足問題の緩和を見込める
無人店舗では店舗スタッフの人数を最小限に削減できるため、労働力の確保や業務の効率化につながります。
さまざまな顧客データを収集、活用できる
無人コンビニでは、センサーやカメラで来店者の情報や購買履歴などを収集しています。
それらのデータを陳列やレイアウト、クーポン発行などの販促プロモーションに活用することができます。
万引きなどの犯罪を防止できる
店内に多数のカメラを設置し、決済もキャッシュレスで行われるため、万引きや強盗を行ってもすぐにバレてしまいます。
また、無人営業のため、店舗スタッフに危害が及ぶ心配もありません。
無人コンビニのリスク
無人コンビニは各種認証機器やセンサー、カメラ、キャッシュレス決済システムなど、さまざまなIT機器を設置する必要があります。
そのため、導入する企業にはどうしても初期費用の負担が生じます。
また、無人営業やキャッシュレス決済に抵抗のある消費者を取りこぼすリスクがあります。
また、チョコザップの口コミでよく書かれていますが、清潔感や臭いの問題はよく指摘されています。
清掃や換気を行き届かせ、常に清潔感を保つ仕組みがあるかどうかが、無人コンビニでも重要になるかもしれません。