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月経カップ使ってみた①/しえるの場合

こんにちは、しえるです。
現在Podcastで配信中の「#003 月経カップって実際どう?」では、のんこ・hachi・しえるの3人がそれぞれの月経カップ体験談を語っています。(明日続編配信予定なので、お楽しみに♪)

その中で私がお話していた時は、「まだ1回しか使ったことがない!」という頃でしたが、そこから少し時が経ち、合計で生理3ターンを終えました。
今日は少し成長した私の経験談を2回に分けてお伝えします。

【月経カップ】とは?

簡単にいうと、医療用シリコンでできたカップを膣内に挿入して、経血を中で受け止めるもの、というところでしょうか。
その存在は知っていたものの、詳しく知らず、まさか中に入れて使うとは思ってもいなかったので、「カップはあてがうもの」で「どうやって固定するのか謎だな」「もっこりした股はスカートしか無理だな」などと本気で思っていた。

はじめて実物を見た感想

のんことhachiと3人で、「NEW STAND TOKYO」というショップに行って、綺麗にディスプレイされた、多数の月経カップや吸水ショーツが一同に会する様は圧巻だった。
お店の方は「店員さん」というより「お姉さん」で、商品の特徴を説明してくれたり、悩みを聞いてくれたり、ずいぶんみんなで話し込んだ気がする。

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私は、今日は月経カップを買うぞ!と意気込んでいたので、色々と説明してもらって、「EVE」のLサイズを購入。
S,M,Lとサイズがあって、結構差があった。「EVE」はわりと柔らかい素材だそうで、初心者にはオススメのよう。(私はそれでも、硬いと感じる。)
初めて手に取った感想は、「いや、これ、入るの?」「どうやって入れるの?無理じゃない?」

「経産婦さんはLサイズが良いですよ」との言葉に素直に従った。
(やっぱり出産すると中はゆるんでいるんでしょうか…?)
ついでに煮沸消毒&保管用のカップも同じラインで購入。さらに前から気になっていたデリケートゾーン用のソープもお買い上げ。
(ちなみにEVEは韓国のブランドで、ケースはイマドキなくすみカラー♡)

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初挑戦!

何ごとも最初はドキドキする。
購入したその日、ちょうど生理3日目だった私は、これは今やるしかない!と、その晩早速自宅トイレで挑戦した。
説明書を見ながら、カップを折って挿入する。

え…無理…
足を広げたり、便座に足を乗せたり、色々やってみたけど、入らない。
これは…やはりLサイズは間違いだったのでは…
なんとか少し入っても、それ以上その折った形状で奥に入れることが不可能で(伝わるかな…笑)、入り口付近でカップの口が全開に開いちゃうもんだから、「ぬぉぉぉぉ・・・!!(痛すぎる)」、こうなったら抜くしかないんだけど、引っかかって抜くのも一苦労。。。
文字通り涙目。
巷にあふれる情報では、「月経カップに出会って、生理が苦痛じゃなくなりました」「もっと早く出会えたらよかった」「これさえあれば、旅行もスポーツもへっちゃら!」みたいなものが溢れている。
どうして…どうして私にはできないんだ…
そして、そもそも私はそこまで今の自分の生理事情に苦痛がないということに思い至り(生理痛がないという意味ではなく。)、ねえねえ、一体何がどうして、こんな痛いし悲しい気持ちになってまで月経カップと格闘してるんだっけ?と、軽く落ち込んだ。

のんことhachiに、「もう今日は無理だからやめます。」と、誰も待ってなかったであろう報告をし、その日は諦めた。

2日目の挑戦

翌日、本当はナプキンとタンポンで十分なのだけど、このままでは嫌な思い出として終わってしまう!と一念発起して、再チャレンジした。
入ったと思って指をずらすとカップが開いてしまうから、頑張ってもう少し奥まで指で持ったまま少しずつ入れていく。(持ったままそんなに入らなくないですか?誰かコツ知ってたら教えてください…)
この日も何回か失敗して、一人トイレで呻くこと約10分。
タンポン愛用者である私は、正しい位置が大体この辺、という感覚はある程度わかるので、そこになんとか到達させる。
入った・・・!!!

結構奥まで入っている。
簡単には指で触れない。これは、、、出せるんだろうか、、、。
一難去ってまた一難。
最悪、婦人科行きだな、と腹をくくって数時間過ごした。
(ちなみに月経カップだけでは不安なので、ナプキンも装着。)
8時間程度つけていても大丈夫のようだったが、初めては何かと不安なので、4時間経過したところで今度は外すことを試みる。

外すときに引っ張れるように、ステムと呼ばれる突起がついているのだけれど、奥に入ってるから見当たらない汗(奥に入っているというのは、かなり正しい位置に装着できているのだとは思います。)

すでに使いこなしているのんこから「ふんっ!」と腹圧をかけると少し下がってくるよ、というアドバイスをもらい、出産さながらいきんでみると、確かにステムが指に触れるところまで少し降りてきた。しかし!膣の中で小さなステムをつまみ、さらに膣壁と密着している状態から結構な力で引っ張りだすのは至難の業。力任せに引っ張っても痛いし、出た瞬間にカップがひっくり返って経血がこぼれては元も子もない。
慎重に指先でつまもうとするも、肉も一緒につまんだりして、またもや(心で)絶叫。

ねえ、なんで月経カップ使ってるんだっけ…?と、またも悲しみと痛みと劣等感。

なんとか取り出したカップには、見事に経血が溜まっていた。
おー・・・!!初めてみるそれは、なんだかとても不思議だった。へえ、3日目の4時間でこれくらい出てるんだ、とわかったのは面白かった。

生理1ターン目の感想

月経カップが我が家にやってきてからの、1回目の生理を終えて思ったことは、「みんなはなんで月経カップを使うのか?」
サスティナブルであること、経皮吸収の面からも肌に負担がかからないこと、は理解できる。それ以外の「快適である!」という感覚は得られず、むしろ心身ともに疲労と苦痛を味わってしまい、メリデメを比較すると私にはデメリットが勝ってしまったというのが正直な感想。
たしかに、中に入れている間は全く違和感はなく、入れていることを忘れてしまいそうになる。だから取り出すことも忘れはしないかと、心配になるくらい。でもその違和感のなさは、タンポンでも得られる。タンポンは紐が主張してくるから、取り出し忘れることはないけれど。

しかし!2回目、3回目、と少しずつ成長してきましたよ。
その後の成長と、月経カップのお手入れについては、また次回!

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