家族は仲良くなくていい
おとついになりますが、またまたNHKのEテレをつけたら
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/
↑「知恵泉(ちえいず)」をやっていました。「新しい女の生き方 昭和編 長谷川町子」 編です。
「知恵泉」、結構おもしろくて、ときどき見ています。先人の知恵から現在に通じるヒントをもらう、といったところでしょうか。
今回は、当時にしては斬新な女性についての町子さんの考え方、などが紹介されていました。
で、ゲストに来ていた、漫画家の西原理恵子さんのコメント「家族は仲良くなくていいんです」というのに、それについ「うんうん、ほんとそうですね」って思ったので、ちょっと書いてみたいと思います。
家族もいろいろ
サザエさんが生まれた当時、女の人は結婚すると、ご主人の実家にお嫁入りするのがふつうでした。
ですが、サザエさんは、自分の実家にマスオさんと、タラちゃんという一家で同居しています。これが当時としてはとても斬新だった、というのです。
現代では、家族のかたちもずいぶん多様になってきています。
里親と養子、男性と男性のカップル、または女性と女性のカップル、などなど。血がつながっているから「家族」とはかぎらず、お互いに安らげる「家族」であるなら、血は関係ない、という感じでしょうか。
「家族は仲良くなくていい」
そんな家族のありかたについて、ひとしきり考えられたあとにコメントを求められた、西原さん。
「家族は仲良くなくてもいいんですよ。仲良くなくちゃいけない、愛し合わなくちゃいけないと思うから苦しくなる。干渉しないことですよね。みんな元気ならそれでいいんですよ」
とおっしゃいました。
西原さんは、ご自身のお母さんと同居されていますが、いまだに分かり合えない、と笑っていらっしゃいました。
わたしは、性格的にわりとひねくれてる、と言われるほうですが、西原さんのこのことばがすっと腑に落ちる、という感じがしました。
どちらの実家の家族にもよくしてもらってるし、仲良くしています。いまの自分の家族とも問題なく、日常を送っています。
でも、なんか「家族は絆で結ばれていなくちゃいけない」といった見えないプレッシャーみたいなのは苦手です。
うちの家族(主人とわたしと娘たち)は、結構個人主義で(これは主人とわたしがそういう考えだからだとおもいますが)、娘たちも大きくなってきて、一人でいる時間が好きです。
小さいころは、わりとみんなで一緒にごはんを食べていましたが、最近は反抗期の娘が不機嫌なことも多いので、ごはん時に衝突しがち。だから、こどもと大人と別々に食べたり、男(パパのみ)と女グループに分かれたり、いろいろです。
それがいいとも思いませんが、衝突して雰囲気わるくなるよりは、みんなの気分が楽かな、と思い、いまはそうしています。
いつも一緒でなくても、ゆるくつながっていれば
これも、だんだん考えが変わってきたうちのひとつですが(最近考えが変わりがち、といった記事を以前書きました。
「一緒にごはんをたべなきゃいけない」とか「一緒に出掛けなきゃいけない」といった考えはひとまずおいといて、
いま、その時点で、気分よく過ごせるといいかな、と思います。
家族として年月がたってくると、だんだんと「ねばならない」というのがしんどく思えてきませんか?
本当に分かり合えずとも、助けられるときは助け合う、といったゆるい感じでつながる家族だと、いいのか悪いのかよくわからないけど、らくかなあ、と思う、今日この頃です。
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