今年は東京でソメイヨシノの開花が遅い
気候温暖化で季節の移り変わりが昔と違って(小生のより若い頃、今から30年ほど前くらい)、春や秋の期間が短くなり猛暑が長い。日本中でソメイヨシノの開花が一番早い東京であるが、その時期も年々早くなっている。昨年などは3月20日頃には満開となり、下旬には散ってしまった。ところが今年は3月下旬になっても雨ばかりで気温が上がらない。桜も3月最終週にやっと開花。今日は4月1日だがまた雨で気温が低く。これでは開花が進まないだろう? 昨日(3月31日・日曜日)は近所で桜祭りがあったが、肝心の桜は咲いてなく、全く意気が上がらなかった。目黒川が近いので少し歩いたが、チラホラ開花しているだけだった。
願わくば 桜の下で 春死なん あの如月の 望月の頃(西行法師)
見渡せば 桜柳を こき混ぜて 都は春の 錦なりけり(古今和歌集)
見渡せば焼き鳥焼きそばこき混ぜて都は匂いの錦なり (珍古今わか集)
この分では、今年は入学式が桜とともに行うことができる。
結局、東京の開花は通常の1週間遅れで、満開は4月始めにずれ込んだ。
お陰で入学式は満開の桜の下で行われた。今年の新入生は一生の想い出になるだろう。