JSAPSとJSAS
2つある日本美容外科学会
日本には美容外科学会が2つあります。
全く同じ名前で。
日本美容外科学会(Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery)
日本美容外科学会(Japan Society of Aesthetic Surgery)
通称、JSAPS(じぇいさっぷす)とJSAS(じぇいさす)。
英語では違ってます。
前者がplasticが入っていて形成外科学会主体、
後者は開業医の先生主体で美容外科の集まりとしてできました。高須クリニックの高須克弥先生が会長してたこともあります。
JSASの方が10年ぐらい先にできていますが、JSAPSが国際美容外科学会に認められたりします。
統合する話もあったようですが、結局今もバラバラのまま。大人の事情はわかりませんが、両方に所属も問題なく、仲悪いと言うわけではないです。実際私も両方に入ってます。
*形成外科とその学会、専門医については今回触れませんのでさらっと流して下さい*
さて、行く側として見た時どうなのか?
なんですが、よくプロフィール欄に書いてあるので比較すると
所属してます!
JSAPSは評議員の先生2人の推薦が必要で、JSASは会員2人の推薦であればよいです。基本的に人は増えて悪い事はないので、よっぽどでないと断る事はないと思います。偉い先生に取り次いでもらうのがハードルですが、所属してる事自体は特に凄いことでもないです。年会費払うぐらいで。
専門医です!
JSAPSは形成外科専門医が必要で、さらに3年なので最短7年ですが、試験時期とか考えると8〜9年かかります。形成外科専門医は色々と大変でした。JSAPS専門医は最近は取りやすくなってるようです。
JSASは5年の研修と試験、口頭試問です。
(形成外科専門医はとってますが、その先は取ってないので、書類上の話しかできず申し訳ないです)
ここは難しいところで、ある程度の証明になると思いますが、取ってもメリットがないとの事で取らない大御所の先生もいます。
医師選びは永遠の課題
専門医持ってたら大丈夫よ!
と簡単には言えない現状です・・・。残念ながら。
もちろんマイナスではないですが、そこまで権威あるものになってないかなと思います。自分が受ける側なら参考にはするかなってところです。
SNSだけ見て来る人の多さにも驚いてはいますが、それだけ情報を求めてたり迷ってるという事と思います。
医師選びは永遠の課題。今回もちょこっと触れてましたが、見分け方や騙されないで!というところにも触れていくつもりです。
自分なりには医師選びの答えは出てるのですが、哲学的な問答になってくるので別の回に・・・。