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今話題のSNS「クラブハウス」~ありそうでなかった耳コンテンツの需要とは~

突如、登場したクラブハウス。インフルエンサーが次々と参入し、様々なトピックで思い思いの会話を楽しんでいる。実はこのコンテンツは開発当初人数限定のビジネス目的でサービスが開始され起業家たちが集う空間であったが、今日の新型コロナウイルスの世界的流行とともに一気にその需要が増しAppStoreに登場、日本にも上陸した。動画コンテンツ(視覚、聴覚)の次に来るといわれていた音声コンテンツ(聴覚)として衝撃のデビューを果たしたわけである。このコンテンツの最大の特徴は会話をする参加者とそれを聞く一種の傍観者という不思議な構図が出来上がっていることにある。インフルエンサーにとっては俳優、芸人、スポーツ選手などお互いを認識しつつも今まで交わることのなかった新たなコミュニティーが形成されていく。また招待制もあいまり、次々とその輪が広がっていくことになる。まるで教室の端で珍しいメンバーがひそひそとたわいもない話をしているかのような感じだが、それをとんでもない数の人が盗み聞き?しているという点ではありそうでなかった新たなプラットホームが完成した。実はこの「聞いている人」ににもポイントがある。本来ユーチューブのライブ配信やラジオなどの視聴者は見たり、聞いたりしている間は匿名性が働いている。しかし、このクラブハウスでは会話を聞いているだけで個人の名前が表示されるという。この情報は会話している人、聞いている人全員に共有される。会話をしている人が聞いている人をトークに引き込むことも珍しくない。このある意味すべてがオープンであることが陽キャアプリ呼ばれている由縁である。この新種のSNS、クラブハウスが登場しておよそ二か月で一気にユーザー数が増えた。今後android版が登場さればさらなる伸びが期待できる。このオープンさが新たな問題を生み出しているようだがクラブハウスの未来は誰にも予想できない。これからも多くのユーザーを確保しTwitter、Instagramに並ぶ世界最大級のSNSに登りつめるか、それとも一過性のブームで自然消滅してしまうか、今後のクラブハウスの動向にも注目してみていきたいと思う。

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