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仕事は手段=乗り物でしかない。その仕事でどこに辿り着きたいか?

みなさんこんにちは。
久保佑輔(くぼゆうすけ)です。

GWも終わり、仕事が立て込んでる方も多いでしょうか?
新入社員の方は、研修が終わって現場配属になり、絶賛仕事を覚えている最中かもしれませんね。

今日は、仕事の選び方についての話です。


よくされる相談の一つに、
「今の仕事にやりがいがなく、転職を考えています」
「今の仕事をずっとやるつもりはないが、特にやりたいこともないので、どうしたらいいかわかりません」
「今の会社に不満はないが、ここでずっとやってもいいのかと迷っています」
このようなものがあります。

僕も社会人1年目の時に、同じようなことを考えていたので、気持ちはよくわかります。

その時に、社外で出会った、お世話になっている社長さんから
「仕事は本来、人生を良くするためにあるもの。
仕事は手段であり、乗り物に過ぎない。乗り物であるならば、目的地に辿り着くためのものを選ぶはず。
久保くんは、その仕事を通じてどこに辿り着きたいのか?」
と聞いていただきました。

自分にとっては、全く考えたことがない質問でした。

就活の軸として、企業選びで考えていたことは、
・大手で安定している
・友人や知人から見られた時に恥ずかしくない
・規模がデカい仕事をしたらカッコいい
というようなことで、結果的にご縁のあった、鹿島建設という会社に入社しました。

今振り返ると、これは完全に手段、乗り物の話ばかり考えています。

旅行に例えたとしたら、GW10日間休みをもらったとして、
「移動手段として安定しているし、見た目が大きくて、かっこいいし友人に自慢できるから、JALの飛行機に乗ろう!」
と決めているようなものです。

・・・そもそもJALに乗ってどこに行きたいの?

って話ですよね。

沖縄に行きたいならJALもありだが、軽井沢なら車で行けるし、高尾山なら電車で十分です。
逆に飛行機だけでは、高尾山には辿り着けません。笑

日本では新卒一括採用という制度があるため、大学3年生になるとみんなが一斉に「仕事=乗り物」を選び出します。
周りが就活で動いているので、なんとなく自分も動かなければ!という理由で、目的地のことは深く考えずに、みんなと同じような基準で乗り物を決める。

これでは、自分が人生で求めている「目的地」に辿り着く乗り物に乗れる可能性はかなり低いです。
当時の僕は完全にこの状態でした。

また、目的地を決めずに、ただただ乗り心地が良さそうだからという理由で飛行機を選んで乗るとすると、
・揺れ
・狭さ
・騒音
・一緒に乗っている人たちのマナー
など、さまざまなことに不満が出ます。

逆に、大好きな沖縄に行くための飛行機だとしたら、多少のトラブルがあっても我慢できます。というかあまり気になりません。
なぜなら
行きたい場所=目的地にたどり着く乗り物だ
と自分がよく理解しているからです。


就職または転職をする際に、その仕事の
給与や、福利厚生、年間休日数、平均残業時間などを軸に決めると、
乗り心地の良さで乗り物を決めているようなもの。

逆に、自分の人生は
・こういう状態になりたい!
・こういったことをやりたい!
という理想を描き、
・そこに辿り着けるからこの仕事をしたい!
という目的地を決めてからの手段の選択だと、とにかく後悔がありません。

自分のキャリアについて悩んでる方は、まず自分が3年後5年後に、
どうなっていたら幸せか?
どんな目的地に辿り着きたいのか?
を考えると、いい仕事選びができるかもしれませんね。

終わり。

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