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【TFTチャレガイド】アイテム編
お久しぶりです。ぱうだーです。アイテム編です。このゲーム、アイテムも奥が深いです。多くの人はある程度理想アイテムを覚えて、満足して終わっています。アイテムも事前に座学が必要です。このゲームで一番足り無いのはゲーム内のお金でも体力でもなく、ましてや自分の頭脳などではないです。時間です。時間がないから適切な判断ができないんです。時間がないから、いつも同じような選択をし、毎回同じプレミをした自分に絶望し、お気持ち宣言している方々のお気持ちに共感致します。他のことと同じです。準備が全てです。この記事を読んだ皆様が、万全の備えをしてゲームに望み、ソサやってる時にBFが100個落ちて、確8と叫びながら爆破しても尚、即inqする事を期待しています。
1. なんでアイテムをスラムするべきなのか(TFTの歴史編)
それでは本編です。多くの上位層はとにかく序盤にアイテムを作ること、アイテムスラムを声高に叫んできました。確かに、ランクの低い方はアイテムを序盤に作らないことが多いです。もっとスラムするべきなのは間違いないです。ただ、昔はこれほどまで上位層もアイテムをスラムしていませんでした。これには大きな理由が存在します。それは、数々のシステム変更により、アイテムスラムのリスクが格段に下がった、ということです。システム変更の重要性をあまり意識できていない方がいるかもしれません。以下がアイテムスラムのリスクを下げたシステム変更の数々です。
(1)再合成装置の導入
(2)作れるアイテムの変化(ゼファーがイブシュラに、帳が鋼に、など)
(3)1ステで落ちる素材の数が基本3つに
(4)4ステ終わりの素材の金床、5ステ以降の完成アイテム金床
(5)ad,ap両方使える複合構成の多さ(スクラップ、アカデミー、執行官など)
(6)極め付けの毎ステージもらえる取り外し&素材被ったらもらえる再合成
思い当たるだけでもこれだけあります。(1)はわかりやすいです。アイテムの事故率が格段に下がります。(2)の変更により、適当に作れるアイテムの数が増えました。(3)の変更により、2-1で3個の素材から2個の素材を使い完成アイテムを作るのが基本ムーブとして定着しました。(4)により、キャリーやタンクの3つ目のアイテム、回復阻害、細断系なども、最悪後回しでよくなりました。(5)により、究極的にはどんなアイテムを作っても行ける構成が存在します。(6)により、アイテムメイクの柔軟性がとてつもなく上がりました。
これだけの変更がありました。昔は、多くのプレイヤーが理想アイテムにこだわっていました。こだわるムーブが強かったんです。4コス構成が基本で、そのキャリーの理想アイテムを作るムーブは、昔からの名残です。ですが、理想アイテムにこだわる時代はとうに終わっています。現在では、アイテムはこのゲームにおいてリソースの1つに過ぎません。
2. なんでアイテムをスラムするべきなのか(本質的なお話)
なぜアイテムスラムが重要なのか。それは敵ユニットを1体でも多く減らしたいからです。これは再三言ってきましたが、低ランクのプレイヤーは体力を過小評価しすぎです。一方で、利子は過大評価し過ぎで、お金の使い方はクソ雑です。まぁそれは仕方ないんですが、とにかく敵ユニットを1体でも多く減らし、体力を1でも多く残すこと。これが本当に重要です、とtitleさんが言ってました。僕のことは信じなくてもいいけど、titleさんの言ってることは信じてください。だって彼、世界一ですから。現在のtft世界ではtitleさんの発言が絶対的真理です。なんで皆さんも、ちとれの前にひれ伏しましょう。話少し逸れました。まとめると、とにかくアイテムをスラムして体力を残そう、です。
お金、体力に続くリソースであるアイテムが、一番どうにでもなります。
お金は使ったら返ってこないです。体力も戻らないです。ただ作ったアイテムだけはそこに残ります。アイテムというリソースは限りなくリスクが少ない、今すぐに盤面を強くできる唯一のリソースだと考えましょう。
低ランク帯では、2-1に完成アイテムを作らない方があまりにも多いです。やりたい構成があって、その理想アイテムと落ちた素材とのギャップでとりあえず作らない選択肢を取ることが多過ぎます。まず作ってください。作るから、いける構成が見えてくるんです。条件が自分の中でわかってくるんです。あといい事を教えておくと、アイテムをスラムすることで、自分の思ってる100倍盤面が強くなります。それで、ケミ長者を無駄に回収したことがある方いっぱい居ますよね。そういうことです。逆説的に言えば、2-1の時点で勝ち進行を狙えないと思っている盤面が、アイテムを作ることで思っているより遥かに連勝狙えたりします。
ところで、多くの人が勘違いしていることがあります。それは選択肢が多いことが正義だと思っていることです。確かに正しい部分もあります。ブルーバフよりショウジンが強い、なんてことは少しTFTをしていればどこかで目にするでしょう。ホルダーの少ないブルーを作るなら、受けの広いショウジンを作ろう、ということですね。こんな話もあって、多くのTFTプレイヤーは選択肢が多い事を正義だと思いがちです。
間違いです。なぜなら、あなたはtftが上手くないからです。ちなみに僕も上手くないです。数多の選択肢を頭に浮かべながら、都度最適な選択を30分もの間取り続ける自信は、僕にはないです。選択肢が多いことは、人を必ずしも幸せに導くとは限りません。これは現代社会と同じですね。昔の農民の方が幸せだったんじゃないかと思うこともあります。これはtftでも同じです。選択肢が多いということは迷うということです。迷ってもいい時間は、もしかしたら現実世界にはあるかもしれないけれど、TFTの時間軸に「2-0 迷うラウンド」は存在しません。TFTの世界では農民になってください。ひたすら同じ単純作業に勤しみ、息をするようにアイテムを作ってください。
3. いつアイテムをスラムするのか(基礎編)
具体的な話に入っていきます。基本方針です。素材アイテム3個理論というのを覚えておきましょう。これは、素材アイテムが3個余っていたら完成アイテム作ろうね、ということです。素材アイテムが3つあれば、完成アイテムの作り方が3パターンあることになります。その全ての組み合わせを作りたくないことはあまりないため、これが基本になります。
これを実際の試合に当てはめると、毎ステージの初めになります。1ステのお金とアイテムの落ち方の確認です。
(1)素材3つで初手6g
(2)素材3つで1ラウンドごとに2g
(3)素材2つで12g
(4)素材1つで18g
(5)スカトル系
(1),(2),(5)の場合は素材が3つ落ちます。なので、基本的に2-1で1つの完成アイテムを作るのが基本ムーブになります。4個以上落ちることもあります。4個の場合は諸説です。連勝を狙いたければ、完成アイテムを2つ作る場合もありますが、それほど綺麗に素材が落ちることもないので、基本は1個だけスラムしてステイです。作って勝てそうな相手の場合はスラムします。まぁそれが難しいんですけどね。スラムして負けるのが一番最悪なので、別に作らなくてもいいです。5個の場合は完成アイテムを2個作ります。完成アイテム1つ作っても、素材が3つあります。素材アイテム3個理論ですね。もう1つ完成アイテムを作りましょう。
基本的な素材3個の場合では、余った素材1つと2-4寿司で取ってきた素材で、2-5に完成アイテムが作れることになります。5連勝を狙えそうな場合は、作るのも選択肢の1つですが、素材2つなので作れるアイテムかわからないです。ただ、先ほどの素材4個スタートと違うことがあります。それはこの場合、素材の1つは寿司から自分で選べるということです。なので、場合によっては余った素材で作れそうな完成アイテムを考えて、寿司からアイテムを取ることもあります。
例えば、アダプティブヘルム。このアイテムは面白くて、レートが高くなればなるほど、評価の高くなるアイテムです。このアイテムが評価の高い理由は、あまりいらない素材で、雑に作れるアイテムだからです。apに向かってて、涙余ってるけど勝ってるからBFや涙は寿司から取れない。そんな時に、大概余るクロークを取ってまぁ使えるやつ。それがアダヘルちゃんです。最終的に、ショウジンとか作れたら、サブキャリーに移したり、タンクアイテムになるのも評価の高さの理由です。
4. どんなアイテムをスラムするのか(実践編)
では、実践編行きましょう。
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soju、の眉毛です。海外配信者だし使っていいかなと安易な考えで使ってますすみません。2-1ですね。アイテム以外の要素も見ながら考えます。状況としては、素材3つスタートの叩きつけで+1です。ショップでモルガナが2になります。前衛はアムムが重なっており、後衛も重なるので連勝を狙えるかもしれません。ただ、重なった前衛であるアムムのシナジーが出ていないため、イマイチです。モルガナも序盤強いユニットではありません。ここまでが、1ステ編の復習ですね。次アイテム見ましょう。これ見て、瞬時に渋いなーって思える方はいいですね。あまり作りたいアイテムがないです。アイテムtierリストを確認しましょう。
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イブシュラ、サッシュ、ルナハリなど作りたくないアイテムのオンパレードです。apに寄ってるので、lwも嫌ですね。となると作れるアイテムは、ナッシャーか、ガドブレです。tierリストを見たらわかりますが、正解はガドブレスラムです。叩きつけなので、クロークとリカーブはとりあえず付けときましょう。と、こんな感じなのですが、ここで終わったら学びがあまりないですね。深堀って行きましょう。
まずは、なぜナッシャーの評価が低くガドブレの評価が高いのか、についてです。実はアイテムtierリストといっても、全てのアイテムが性能だけで評価されてるわけではありません。アイテムの評価は、
(1)アイテムの性能
(2)消費する素材アイテム
で決まります。この、「消費する」というのがポイントなんです。完成アイテムを作ることによって素材アイテムは消費されます。ということは、いらない素材を「消費できる」完成アイテムはそれだけで評価が高いし、大切な素材を「消費してしまう」完成アイテムの評価は下がります。ナッシャーはまさに後者のアイテムなんです。ベルトは今、一番評価の高い素材アイテムと言っても過言ではないです。ベルト2つから作られるワーモグは、今セットにおいて4コスタンクとの相性が最も良いアイテムであるが故に、現在とても評価の高いタンクアイテムです(hpでスケールするガレンにムンド、シナジーでar,mrがいらないイラオイが今セットのメインタンク)。また、モレロやサンファイアなど、回復阻害アイテムの素材になることからも評価が高いです。リカーブにしても、レッドバフやシブなど作れる完成アイテムが強いことがわかります。よって、ナッシャーというアイテムは、性能は悪くないものの大切な素材を2つ消費してしまうが故に、「弱い」とされるアイテムです。
せっかくなんで、盤面の話もして終わります。離れたんで、下に画像貼り直します。ここ皆さんはレベルを上げますか?2ステやそれ以後のゲームプランをどう見ますか?どんな構成が近くて、余った素材からは何が作りたいですか?
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正解はレベルを上げず、盤面にはアムム2、モルガナ2、ヴェックス1、モルガナにガドブレスラム、残ったリカーブはモルガナへ、クロークはアムムに乗せる、というのが正解です。たぶんですけど、チャレなら全員こうします。解説していきます。まず確認として、叩きつけなので素材をベンチに置いたままにはできず、誰かに乗せないといけないです。この場合は基本、完成アイテムを持つユニットに1つ渡し、もう1つの素材を、その素材と相性が良いユニットに載せておきます。レベルを上げない一番の理由は、モルガナでは勝ち進行ができないからです(オーグが戦闘系じゃないのもあります)。ここもし、ザイラかラックスが重なっていたらレベルを上げても良いです。ただ、この場面。モルガナ2を作って残り2gです。イレリア、マディー売りでレベル上がりますが、そしたらショップのザイラ抱えれないです。勝ったら1g貰えて買えますが、モルガナ2で勝てる保証は全くないです。それなら、レベル上げない方がいいです。叩きつけなので、どうせ次レベルが上がるというのも大きいです。とりあえずモルガナを出してアイテムを持たせ、敵ユニットをできるだけ減らします。ザイラ、ラックスのペアを抱え、どちらかが重なった瞬間、モルガナとかいうカスユニットを即売却し、ソーサラーでの進行が見れます。アムムがいるので、ブラッド引いてウォッチャーも見えてます。イーコンオーグも取れてるので、そのまま使者ソサに向かえそうですね。
余った素材についてです。どんな構成をやる場合でも、絶対に作りたいアイテムがあります。それは、回復阻害と、細断、分解系アイテムです。回復阻害がなければ、相手のファイターは一生落ちないし、ムンドは急にメインタンクの顔をし出すでしょう。細断、分解がないと、敵のシンジドは一生フルhpです。盤面の話に戻ると、余っている素材はクロークとリカーブでした。クロークはロッドでアイスパに、リカーブは涙でシブ、もう1つリカーブがあればレッドバフになります。これらが次に作りたいアイテムです。次の寿司ではこれらの素材を取りにいきましょう。
まとめです。完成アイテムは素材アイテムを消費します。消費してしまいます。アイテムスラムにおいて、大切なのは作る完成アイテムだけではないです。残った素材アイテムで次何を作れるのか、作りたいのか。そこまで考えることを覚えておいてください。
5. 編集後記
今回も、私の拙いnoteを読んでくださってありがとうございます。おかげさまで1作目はスキが150を超え、2作目も100に届く勢いです。フォロワーも100近くまで来ました。良い評価してくださるお言葉とか結構あって、嬉しい反面、プレッシャーも感じてます。思いの外の反響だったんで、こんなんでいいのかと自問自答しまくりました。元々完璧主義者なところはあって、行動に移せないので最初2つは勢いだけでどちらも数時間で書き上げましたが、今回のは何度も見直して修正する羽目になりました。自分の中でハードル上げすぎて、どうしたもんかと思ってます。
ところで、xの方で内容の募集しています。全然誰でもリプ送っていただけるとありがたいです。正直、読者の顔浮かばないみたいな感じで、今後どんな感じでnoteあげてこうか悩んでます。もっと雑談っぽいこととか、界隈のこととかについても書いてみようかなーとか。色々と構想しております。
長くなったんで、今回はこれくらいで終わります。もっと軽めなのも書きたいですね。では、また試合の方で!