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JPTに参画した元プラントエンジニアのアタマのなか(現JPT事業部長)

こんにちは。
2024年4月から本社より出向した關(せき)です。
JPTへの出向経緯や現在の心境、今後のビジョンについてお話します。                        
                           (執筆者:關)


役員参画の経緯

―最初にJPTを知ったきっかけ

CTOの長尾さんが日揮の同期入社なんです。長尾さんとは、仕事はもちろん同期で結成した草野球チームでも交流があり、JPTの面白さや将来性をかねてから聞いていました。

―JPTへの出向を決めた理由・経緯

理由は3つあります。

①    AIを仕事に
JPTで働く前は日揮グローバルのプラントエンジニアでした。プラントをつくる仕事はダイナミックで面白いです。ただ、モノや情報の量が多すぎて効率的に仕事が進まない。これは持続可能ではないなと。既存のやり方から脱却する手段としてAIに目を付けました。私はAI技術そのものに興味があったタイプではなく、好きだったプラントの仕事を続けていくための手段としてAIがあり、日揮グループでAIに取り組める環境がJPTだったんです。

②    マネージャースキルや営業力の向上
出向前はひとりのエンジニアとして明確な業務範囲の中での成果を求めていました。JPTではマネージャーとして、従業員の進捗をサポートするのが役割です。当然ですが、エンジニアとマネージャーでは求められるスキルが異なります。早い段階からマネージャー職で経験が積める点が魅力でした。
日揮グローバルはプラント建設という業態の性質上、与えられた仕事をミスなく遂行するのが至上命題です。出向前は、仕事は作るものではなく、降ってくるものだったんですね。JPTでは、従業員を安定的に雇用するための仕事を生み出す立場になりました。自身の営業力のスキルアップにもなるだろうという狙いがありました。

③    JPTのミッションへの共感
子供が生まれて親になったとき、もしこの子が将来なにかしらの障害を持ったら、ということを考えたんです。純粋に障害に対する理解を深めたい気持ちとJPTのような会社が世の中にあるから大丈夫、と安心したいような気持ちがありました。JPTは誰もが対等に働ける社会を目指しています。自分の子供が大人になったとき、そんな社会が実現していてほしいと思っています。いつか、子供に胸を張れる仕事がしたいなと。AIも障害者雇用も素人同然だけど飛び込んでみようと思いました。

イラクの建設現場で現地の同僚と

現在の心境

―5ヶ月経って感じたこと・学んだこと

出向前と一番違うのは自由度ですね。解く課題も解く方法も自由です。まず解くべき課題なのか否かを考えるところから始まります。使用する技術も案件によって変わるので日々勉強です。なんでもできるけどなにから手を付けていいかわからない、という悩みを打破しながら毎日進んでいますね。
CTOの長尾さんは自他ともに認めるアイデアマンなのですが、私は全然敵いません。その代わり、私は誰かが思いついたアイデアを具現化する部分が得意です。得意な部分で貢献していきたいなと思っています。

―出向前とのギャップ

特例子会社のマネージャーというと、手取り足取り、という印象があるかもしれません。出向前は多少なりとも私もそういった印象がありました。JPTに来て、従業員の理解力や成長スピードに驚いています。技術に関しては私が教えてもらうことの方が多いくらいですね。
もうひとつ、JPTの会議はスゴイです。フルリモートなのでオンラインなのですが、会議の熱量に圧倒されます。みんながより良い結論を出そうと必死に考えている証拠です。

JPTに今必要なこと

―JPTに今後必要なこと

まだまだ知名度と外側からの理解が足りないと思いますね。JPTの課題の一つにマネージャー不足があります。私のように働き方や保有スキルに課題を感じている人は沢山いるはずです。JPTはその受け皿になれると思うのですが、まだまだそういった人たちの選択肢になりづらいのが現状です。
私がそうでしたが、どうしても特例子会社というイメージが独り歩きしてしまいます。働いてみれば優秀な社員が働いていると知れるし、成果で貢献していることが分かります。そこの齟齬をなくして、人材の確保につなげていくことがJPTに必要だと思います。

―実現のために必要な対策

広報活動を通してまずJPTを知ってもらうことは大前提として、やはり成果物の品質でJPTの技術力に腹落ちしてもらう必要があると思います。そのためには、着実に案件実績を積み重ねることが大事です。結果にコミットしていきたいと思いますね。

今後のビジョン

―仕事における今後の夢や目標

個人としては、マネージャーという立場ですがAIやその周辺スキルをキャッチアップしていきたいです。出向前は自分もいちエンジニアだったのでわかりますが、技術力のあるマネージャーは信頼できるしかっこいいですよね。そこはブレないようにやっていきたいなと思います。そのうえで、僕にとってAIは手段です。AIスキルを身に着けて、またエキサイティングなプラントエンジニアに戻ることも夢の一つです。
会社としては、ミッションを実現することが何よりの目標です。JPTでは隔週で経営会議を実施していて、私も参加しています。JPTという船がとるべき針路を考える場です。出向前は目前のプロダクトを納品することに脳みそが支配されていましたが、今はまったく異なる視座で働いていますね。

―プライベートにおける今後の夢や目標

AIに興味を持った理由やJPTに参画した背景にフルリモートがあります。
私はアウトドアが趣味なのでよく遠出するんです。自然の近くに住みながら仕事をしたいなと常々思っていました。まだ実現は先ですが、オフィス通勤や長期出張から解放されて、移住先で自由に仕事をする未来を模索しています。

テントを担いで北アルプスを縦走

社員へのメッセージ

―現社員へ一言

お世辞抜きに従業員のみんなの能力の高さに驚かされます。足りないものがあるとすれば自信だと思います。自信は成功体験からくるというのが私の考えで、成功を積み重ねていけるように全力でサポートしていきます。一緒に乗り越えていきましょう!

―応募を検討されている方へ一言

JPTはまだまだ若い会社です。会社の制度やシステムに乗っかるのではなく、意見を出し合って作り上げていける人が活躍する場所だと思います。自分の可能性に蓋をせず、チャレンジできる人の応募をお待ちしています。特に、一緒に経営の舵取りを考えていけるマネージャー人材を大募集中です。

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