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【社員インタビュー】挑戦と成長の軌跡:JPTで築く新たな未来
今回社員インタビューを行うことになりました、アンバサダーのけんです。
私は「さすらいのピアサポーター」として、ただ話すことそのものがピアサポートの力になるのではないかと思い、2024年10月アンバサダーとしてJPTに参加しました。
社員インタビューを通じて、関わる方々とのつながりが深まり、お互いが新たな視点を見出し、共に成長するきっかけになればと願っています。
(執筆者:けん)
1.はじめに
(執筆者:けん)今回インタビューしたのは、2024年10月入社のIさん。
障害者枠で働くことに強い希望を持ってJPTへ入社されました。理由は、自分の特性を開示できない辛さから解放され、より安心して働ける環境が必要だと感じていたからです。
実は、私(けん)自身は最初の職場で障害者雇用にて働いていた当初、頑張って健常者になるように毎日指示されていました。障害者枠ということに私も生きる希望を失いかけていたので、Iさんの今の思いをぜひ聞いてみたいと思います。
2.JPTへの入社までの道のりを教えてください。
(Iさん)転職を考えるにあたり、いくつかの業界を検討した結果、IT業界が自分にとって必要な報酬と働きやすい環境を提供してくれる最適な環境だと考えました。しかし、地方に住んでいるため、首都圏で開催されるインターンシップに参加する際の交通費が支給されないなど、現実的な課題にも直面しました。
それでも、IT業界で働くことを目指し、2023年10月より就労移行支援事業所に通い始めました。就労移行支援事業所で初めてJPTを知り、その日からJPTの存在は私の生きる希望となりました。JPTに入るために、ゼロからプログラミングやAIの学習を始めたんです。
JPTに入社するまでのこの1年間は、今までの人生の中で最も多くの学びを得た期間だと思います。2024年10月の採用を最初で最後のチャンスだと捉えていたので、全てをかけて全力で取り組みました。学習においては、Udemyの有料講座や高性能PCを自己投資と捉え、Python、テーブルデータ、画像処理、自然言語処理など、幅広いスキルを独学で習得しました。
そして採用インターンを経て、2024年10月にJPTへ入社しました。
3.現在の心境を教えてください。
(Iさん)今こうして自分の希望を叶え、必要としてくださる会社に在籍できていることは、とても幸せなことだと思っています。
まだ入社して数ヶ月のため、正直不安もありますが、「ゴールはJPTに入ることではなく、入社後に成果を上げ続けて、無事に働き続けることだ」と考え、日々業務に取り組んでいます。
また、私にとって同期の存在はとても大きいですね。同期との時間や技術的な話が心の支えとなり、週に一度の同期会でたわいもない話や技術的な話を共有しています。同期の中には、Pythonの経験者や、インターン開始後にAIの学習を始めた人もおり、互いに経験を共有することが、大きな助けとなっています。以前は、一人で学習していたため、問題が発生した際解決までに時間がかかっていましたが、今は「わからなければすぐに聞ける」環境が整っているため、大きな安心感があります。
(執筆者:けん)JPTに入社されるまでのご経験を伺うと、「挑戦を乗り越えて成長した」その努力の過程がとても伝わってきます。地元から通うための課題、初めてのプログラミングやAIの学習、そして高性能PCや有料講座への自己投資、すべてが「成し遂げたい」という強い気持ちに基づく選択だったのだと思います。
JPTの2024年10月採用を「最後のチャンス」と捉え、全力で取り組んでこられたその熱意には、心から感銘を受けました。Iさんにとって現在の仲間や環境が大きな支えになっているので、そんな仲間や環境に出会うことのできたIさんをうらやましく思いました。
4.入社前にはどのようなサポートを利用していましたか。
(Iさん)就労移行支援事業所の支援員や臨床心理士との対話、さらにはWRAP(Wellness Recovery Action Plan)クラスを通じて自分自身を理解し、日々の生活管理を実践していました。地元でのつながりもサポートになりました。
特にWRAPを通じて、「希望」「自分の責任」「学び」「権利擁護」「サポート」などの重要な要素を学びました。私にとって、今の「希望」は「JPTでの仕事」であり、「自分の責任」は「プログラミングの仕事をすることは自分で決めたこと」だと思っています。
5.今後JPTで成し遂げたい目標を教えてください。
(Iさん)全部で2つあります。
1つは、成功体験の積み重ねです。
「成功体験」とは、お客様に喜んでもらい、会社の利益に貢献することだと思います。入社前の懇親会で、社長や上司から「自信がないのは成功体験が少ないからだ」と言われ、自身の人生を振り返った際に、社会や会社に大きく貢献した成功体験が少なかったことに気づきました。JPTでは挑戦できる環境が整っているため、挑戦を続けて成功体験を積むことで、自分に自信を持てる人間になりたいです。
もう1つは、ミッション実現への貢献です。
JPTが掲げる「障害の有無に関わらず、全ての人が対等に働ける社会の実現」に貢献することは、JPTの一社員として重要な任務であると思います。
地方在住の私は、就職活動中に多くの企業が掲げる「インクルージョン・ダイバーシティ」に疑問を感じることがありました。理由は、各企業様々なインターンシップやワークショップを開催していますが、交通費などの関係でほとんど首都圏からしか参加できないという現実に直面したからです。
しかし、JPTはそのような制約を超えて、リモートでも円滑にコミュニケーションを取れる環境を整えており、多くの企業が行っていないことを先行して取り入れています。
そのため、「障害の有無に関わらず、全ての人が対等に働ける社会の実現を目指す」というミッションの実現に向けて、私自身も何か行動を起こしたいと思っています。ただ、その「何か」はまだ見つかっていません。だからまずはミッション研修で自分のこと、社会のこと、様々な人の考えを知って、その「何か」を見つけ、ミッション実現の礎になりたいと考えています。これからも、JPTについて発信する機会には積極的に参加していこうと思います。
6.最後に
(執筆者:けん)Iさんのインタビューを拝見し、大きな感銘を受けました。
未経験からIT業界に挑戦し、自己投資でスキルを磨き、希望と責任を胸に自分を理解し続けている姿勢は、本当に素晴らしいです。JPTでの経験を通じて確かな成功体験を築き上げ、自信と実績を兼ね備えた自分を目指している姿には心を動かされました。
「『障害の有無に関わらず、全ての人が対等に働ける社会』の実現というJPTのミッションは、Iさんにとって単なる職場の方針ではなく、自身の人生観と重なる大きな目標であり、その達成に向けた熱い思いが伝わってきました。
Iさん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!