アナログゲームを使ったお金の教育の事例~9月勉強会
こんにちは。ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。
9/24(金)19時半よりオンラインZoomにて、日本ゲーミフィケーション協会会員を対象とした月例の勉強会を開催しました。時間は2時間程。参加者は会員12名です。
今回の話す人は、たくさん、クーニー、かおりんのFPalの皆さん。テーマは、「アナログゲームを使ったお金の教育の事例」です。
ゲーム研修の合同会社エフパルFPal
https://fpal.jp/
FPalの実施している、アナログゲームを使ったお金の教育」の事例紹介。高校生向け、企業向け、金融機関のフロントの3つが対象。来年から高校の家庭科で投資信託を学ぶようになります。
ゲームを導入する理由は3つ、
・学びのハードルを下げる
・自ら考える、体験する
・学びの定着
授業では、ゲーム→ディスカッション(支出のバランス)→レクチャー(お金のバランス)の流れで、学びの定着率を高めるWRLサイクルを活用している。
2016年以降、はらぺこオオカミ、気まぐれLunch Time、Roll Over Type S、THEオーナー、Roll Over、Life Planなど10種類のゲームを開発している。最初に伝えたいことを決めて逆算して作る。はじめは2年くらいかかっていたが、最近のものは2ヶ月くらいで作っている。
【今日のディスカッション】
現在の課題は、コロナ渦でアナログゲームが難しい中で、ゲームのオンライン化、デジタルゲーム化だ課題だそうです。参加者の皆さんのアイデア出しを行いました。
(出たアイデア)
・Unityで作る
・Webアプリ
・カード単体では売らない。教育サービスを含めて売る。
・ウィボックスバリューカード
https://www.youtube.com/watch?v=iO8slHYYRPc
・オンラインビジネスゲームシステム
https://so-guu.com/service/online-biz-game/
参加者の「印象に残ったこと、学んだこと」
・感動した!とてもいいトピック!ぜひ続編したい!楽しかった!
色んな解決があるのが面白かった。全部ゲームに組み込む、他サービス(Zoomなど)と連携する、完全に物理的なものを皆に送ってやる、色々あって面白い。
教育と遊びの繋がりは興味深い!
真剣に子供にゲームを使って一つのトピックを近寄らせようとするのが素敵。憧れ。
結局教えるってはポイント一個一個を親切にわかってもらわないといけないね。一番最初に作ったゲームに入れすぎて全然面白くないという結果が面白かった。今の作り方として一個のメッセージをベースにしてゲームを作るのがなるほど!という感じ。
・大変面白いお話しをして頂きありがとうございました。ボードゲーム等のオンライン化をどのように実現するか?の課題に、私自身とても興味を持ちました。UnityやWebアプリの開発実践について、興味ある人集めて勉強会するのはいかがでしょうか?Unityつかって具体的にどこで躓いているのか等、話し合えて有意義な時間になるかと思います。私も是非参加したいです!
・「研修」を売るならやっぱ単体で動くゲームはいらないかな。
「作り方」にフォーカスしちゃったけど、オンラインでやるにはどういう構成がいいかを話すのが良かったかも。(ゲームのルールを事前に確認しておけるといいな)
リアルゲーム、やってみたいと思いました(お金の知識ほしい・・・)
フィナンシャルプランナーさん?ゲームという組み合わせが良い!すてき!
・ゲームのと金融の融合はとても面白いと思いました。
楽しみながら営業できる機会がある金融機関の営業も楽しくなると思いました。
ぜひ金融機関の人も楽しめるカードゲームを作ってください!
・お金の教育をカードでやる→おもしろそう!
私もこのゲームでやってみたい!と思いました。
楽しみながら学ぶ、大事ですね!
・今後金融教育が始まるうえでゲームを使う形での学びであれば楽しく理解でき、また社会人向けとしても誰もが楽しめる内容ではないかと思いました。
実際FPを所持している身としては自分もこのつながりをきっかけに参加してみたいです。
元のアナログゲームの基礎はたくさんあるので、ズームなどのツールを使う形でのデジタルとアナログを融合したものができれば面白いもの作れる気はしました。
とりあえず今回紹介してもらった各種ゲームはぜひやってみたいです。
・高校での金融教育義務化の話が上がっているが、義務化されたとして、高校の先生がどこまで正しい金融知識を教育できるのかは疑問。FPさんに外部講師として講義をしてもらっても学生が興味をもって学習できるかも疑問。方向性はよいが実際の教育現場では上手くいかない事例が多く出るのではないかと危惧していた。本日のカードゲームを用いた金融教育をFPさんが行うというのは、上記の懸念を払しょくできるのでとても良い活動であり広く普及させてほしいと感じました。
(話した人の感想)
皆さん、先日は貴重な助言やご意見ありがとうございました!「オンラインでカードゲームを使った授業をやる」といってもやり方は色々あるんですね。視野が広がりました。メモの追記で新たな視点や具体的な実施例も書いてくださっているのを拝見しましたが大変勉強になります!
複数挙げていただいたオンライン化の手段の中でも、あの形を目指してみたいと思っております。
引き続き、リアルカードゲームのオンライン化に関して情報があれば教えていただけると嬉しいです。ありがとうございました!
以上、ご参加ありがとうございました。
次回は10月勉強会を開催予定です。
タイトル:体験型謎解き脱出ゲームの授業導入
話す人:げんちゃん
(おわり)
前回の記事:
ご当地アプリの開発と広域連携のアイデア出し~会員勉強会7月の開催報告
https://note.com/jgamifa/n/n41a9bb881ac7/
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執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)