「コドモの遊びと学び」展を見学@中野区立歴史民俗資料館
こんにちは、ゲーミフィケーションで「世界を神ゲー」にする きっしーです。
中野区立歴史民俗資料館 企画展「コドモの遊びと学び」
https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/211500/d033252.html
を見学しました。
「遊びと学び研究所」代表でもある、私は、子どもの遊びを、大人になるための訓練と考えています。学びも同様です。
訓練なのでちょっとキビシイ場面にも遭遇しますが、それを乗り越えられるのが「楽しい」というキーワードです。楽しければ、能動的に係われます。そしていつかは壁を乗り越えられるのです。
遊びも学びも能動的に係わることが大事。
相反するものではなく、どちらも大事なものです。
遊ぶように学ぶ、学ぶように遊ぶ、遊びと学びを融合させる、どれも大事です。
展示の中では、「絵双六」に注目しました。
「双六」という人が好きな運要素に、学習要素を加えます。
魅力的なグラフィック、明確なゴール、ワクワクするストーリーなどの楽しさです。
昔のシュミレーションゲーム(現実の事象・体験を仮想的に行うゲーム)みたいなものです。
展示の明治の小学校絵双六(男子向け)、明治の鉄道双六などが、面白かったです。
小学校絵双六では、入学がスタートで、学校での様々な出来事マスを進みながら、卒業ゴールを目指します。
無学、留られ(留年)などのBadマスもあって、面白い。ゴールマスを見ると、卒業後は、上流家庭の賢そうなお坊ちゃんになれるようです。
絵双六で遊ぶことを通して、小学校でやるべきことやってはいけないことが学べる学習シュミレーションゲームになっています。そしてゴールでは、どんな自己実現ができるのか。
鉄道双六は、京都から東京まで鉄道に乗って、駅名や沿線風景のマスを進みゴールを目指します。現代のビデオゲーム「桃太郎電鉄」の昔版です。
今の子どもたちがビデオゲームで遊ぶように、明治の子どもも絵双六で遊んだのです。そして、遊びながら学んだ。
本展示を企画した学芸員の北河直子さんにもお話を聞きました。
「親子や祖父母とお孫さんで一緒に見て欲しい。
大人も、昔は遊びに夢中になっていた子どもだったはず。
展示を見ながら、親や祖父母に子どもだった頃を思い出して欲しい。そしてその時の遊びや学びの話を、子や孫と交わして欲しい。」
とのことでした。
12月4日(日曜日)まで。最寄り駅は、西武新宿線・沼袋駅。
(おわり)
#jgamifa #gamification
#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #げみー
#日本ゲーミフィケーション協会 #中野区立歴史民俗資料館 #コドモの遊びと学び #絵双六
執筆:日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者 きっしー