
お金の向こうに何があるのか?
『プライベートバンカー』を見ている。これがかなり面白い。唐沢寿明が出演する作品は、これまでどれも面白かったが、半沢直樹的なぶっ飛び感と悪を打ち破る爽快感がある作品だ。
この作品は金融についての知識が豊富に詰まっており、わかりやすく説明がされる。ぼくも初期のNISA制度が始まった頃から、本格的な投資を始めた。それまでも、大学時代にFXをかじっていたなど、興味はあったが、実際の生活はというと、身の丈に合わない支出で、金銭的にギリギリの生活を送っていたのが事実。アホだ。
節約家の妻のおかげで、自分の支出は見直すことができた。ロードバイクという高額なし出費が伴う趣味を継続できているのも、我が家の金融庁長官の妻の姿から節約を学んだおかげだろう。
話を戻して『プライベートバンカー』では、大富豪の家庭の様子が描かれており、その一族は金に目が眩んでいる。その一族の莫大な資産の管理を任されているのが、主人公だ。金融の知識が学べることは大変ありがたいのだが、同時にこの作品を見ていて、金ってろくなもんじゃねーなという感情が湧いてくる。金のためなら、人を騙す。果てには命も厭わない。金が絡むとろくなことはないことも学べる。
さて、学んだことをどう活かしていくか。使い方次第で金は良いものにもなるし悪いものにも成り得る。個人単位でいけば、家族のために働いてそのお金を守ったり、運用したりしていくことで幸せが得られる。
僕もNISA制度が始まってから投資なるものを始め、高校野球部のキャプテンF先輩がランニング中に師匠のように教えてくれた。
NISAは、Nippon Individual Saving Account の略称らしく、自分の資産は自分で守れってコンセプトで始められた制度だから使わないのはもったいないとは思う。
でも先輩は「自分で学んで投資しないとな。」と言っていた。

今はそれがよく分かる。人に聞いた情報を鵜呑みにしてやると後悔の矛先が人に向く。
自分で責任を持ってやるために調べるのが全うだと思う。
あくまで余剰資金でやる。株式投資はテクニカルとかよく分からないけど、社長の話とかなにやってる会社かPivotなどで調べて、社会の利益になりそうなところを買っている。
損した時も自分がこの会社ええなあ。って決めたところなら納得できる気がする。
基本は投資信託で王道スタイルなんだけど。
お金のこと気になり出していろいろ調べていく内に保険のこととか子どもの教育資金のこととか全然考えてなかったなあと思う。(今も絶賛勉強中だけど)
(Pivotのライフネット生命の森社長の話はめちゃよかった。)
意識高そうに見えるかもしれないけど、人にえらそうなことは絶対に言えないしそんな知識もない。
学んでみて、やってみて分かることはあると思うから、是非調べてほしいって想いはある。
株式投資で得たお金の大半は誰かが損をしたお金。
労働で得たお金は誰かに貢献したお金。
これは田内学さんの『お金の向こうに人がいる』『君のお金は誰のため』から学んだことだ。

この二つは全然違うけど、自分や家族のために学んで得たお金は自分や家族のためになる。
投資はパイの奪い合いでしかないことは分かってるけど、うまく生きていくために堅実な資金繰りを学んで、続けていきたい。
プライベートバンカーのような騙しあいの世界まではいかない。けれど、お金で簡単に裏切りは発生する。だからうまくお金とは距離を置いておかねばと思う。
お金の向こうのゴールは何か。これがないとうまくいかないと思い始めてる。働くことも貯めることも目的が大事。
しかし、ダビスタから始まり学生時代は競馬を趣味としていた人間なので勝負株はもっているのは事実。
それも人生の楽しみになっているからOKか?